前向きに Jazz!

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Category: guitar (第2期)  

Brad Shepik Quartet / Across the Way

Across the Way-1  Brad Shepik (g)
  Tom Beckham (vib)
  Jorge Roeder (b)
  Mark Guiliana (ds)

  Rec. ?
  SCL 1586-2 (SONGLINES) 2011

  01. Across the Way
  02. Down the Hill
  03. Xylo
                     04. Garden
                     05. German Taco
                     06. Marburg
                     07. Transfer
                     08. Pfaffenhofen
                     09. Mambo Terni
                     10. Your Egg Roll
                     11. Train Home        All compositions by Brad Shepik

米国ワシントン出身のギタリスト Brad Shepik(B1966)は、Paul Motian のElectric Bebop Bandでの活動あたりから一般にも名が知られるようになった
感もあり、その後も地味めの活動とそのプレイスタイルから、大きな話題となるようなこともなく現在に至っているのだが、ハデ、キャッチーといった華や
かな要素は、ないものの、個性的でどこか心惹かれる感性の持ち主で、時々チェックしてきたというギタリストです。

ヴィブラフォンを入れてのこのクァルテット編成となる本作は、Shepikとしては、初めての試みでもあり、全てオリジナルで固めた全11曲という内容ととも
に意気込みも感じられるものとなっている。メンバーでは、Donny McCaslinの近作でもタイトでシャープなドラミングを見せていたMark Guilianaが目を
引く。

一聴して、それぞれの曲もよく聴けばもちろん多少の違いはあるのだが、全体にカラっと乾いた空気感と明るい日差し、それも真夏ではなく、あくまで春の
クールさも感じられるような爽やかなサウンドカラーで統一されているといった感じだ。Shepikのギターも、いつになく音数も多く、決して手数は少なくな
いのだが、音楽にクドさは無く、ヴィブラフォンの響きも巧みに取り入れたサウンドは、一言で表現するなら、クール・スタイリッシュといったところか。

そんな見通しの良い明るさに満ちた心地良いサウンドといった見方もできる本作なのだが、反面、他作でのコンポーズ面で見せる魅力というよりも、Shepik
は、いつになく音数を使い、ギタリストという部分を押し出した感もあるが、その一音にどれだけ意味があるのか、といった割り切れない感覚も残り、私的
には、今後のShepikというギタリストの見方も、変わるのは避けられないといった印象も植え付けられた1枚ともなった。
内容としては決して悪くない、爽やかな心地良さを求める派には、好まれると思うが、ドラキュラ体質でダーク指向の私にとっては、ちょっとその爽やかな
空気感に多少の息苦しさを覚える1枚でもある。

そういう明るく爽やかなものを良しとしない己のバチあたりな体質には、自分でも甚だ手を焼いておりますが、これも持って生まれた性分、いたしかたあり
ません。悪しからず。

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