前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Jordi Matas Organic Trio / Landscape

  Jordi Matas (g)
  Albert Sanz (Hammond B3 organ)
  David Xirgu (ds)

  Recorded live at Jamboree (Barcelona), February 1 & 2, 2007
  ( FSNT 304 ) 2007

  01. Landscape
  02. Geminis
  03. Seguint La Pista a La Vida
                    04. Nuvol
                    05. Malson a La Coba
                    06. Raco
                    07. Time's Up
                    08. Belleza Oculta      All compositions by Jordi Matas

River Side Houseさんのところで見た記事がきっかけでゲットしたDavid Doruzka / Wandering Song(別頁あり)、そこで参加していたオルガニスト
Albert Sanz(B1978 Spain)目当てで、同時にゲットした本作ですが、目的の半分は、今回が初となるスペインのギタリスト Jordi Matas(B1976)のチェ
ック。
上記Doruzka盤は、本作とは、同年録音ですが9ヶ月ほど後ということでリリースも翌々年にずれ込んだものとなってましたが、そこでのSanzの印象として
は、オルガニストとして未開発の部分を残した分、可能性も感じるといったものでしたが、それより前の時期、ライブという条件の中でどんなプレイを見せ
ているのか、興味のつきないところです。

さて、ギターのMatasですが、大雑把な括りで見れば、典型的なコンテンポラリー系と言え、かすかに、ほんの少し上の世代のKurt Rosenwinkel(B1970)
あたりをかすめてきたような匂いも感じなくもないのですが、本作を聴くかぎりでは、はっきり誰の影響がといったそれほど強いものはなく、多くから広く
吸収してきたものと思われ、コンポラ系に多く見られる音楽のクールな質感は表面に残すものの、ジャケットのアートワークにも見られるような、やはりス
ペイン出身という血の部分は感性面にも残しており、特にバラード系の曲においては、そういった匂いも漂わせます。
また、技術面では、ピッキング時のアタック音を完全ではなく、やや感じさせないといったプレイにより、ホーンライクな音使いを見せるなど、なかなかお
もしろい効果も出していると思います。
ギター・オルガントリオというフォーマットながら、やはりそこはスペイン産ということで、従来ありがちなブルージーに、ファンキーにといった質感はな
く、かといって米国コンテンポラリー系のような強いクール感もないといった質感は、前述のDoruzka盤にも通ずるものがあるのですが、この辺は、両方に
参加しているSanzの感性も大きく関わっているところなのでしょう。
Sanzのオルガンは、年齢的にも、またこれまでピアノに関わっていた時間も多かったということで、おそらくこれから変化も見せていくのではと思われます
が、いずれにしても2つを同等に扱う完全二刀流は厳しく、どちらも中途半端になる危険性もあり、やはりどちらかに軸足を置きそちらを極めるという方向
が良いと思いますが、何分その辺は、本人のことなので..........................オルガニストとしては、革命家になるというタイプではないものの、従来あまり
いなかった貴重な感性の持ち主でもあり、ぜひ良い選択をしてほしいところです。

        Landscape-2.jpg Landscape-3.jpg Landscape-4.jpg
                                                    Oil on canvas:J. Sarriera

             
JAZZ-guitar 70
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