前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: Other Instrument  

Didier Lockwood / Storyboard

  Didier Lockwood (violin, as-6)
  Steve Gadd (ds)
  Joey DeFrancesco (organ, tp)
  James Genus (b)
  Steve Wilson (ss-1, as-2,3)
  Denis Benarrosch (percussion-6)

  Recorded from April 21 to 25, 1996 in New York at Clinton Studio
  Engineer : Claude Ermelin
  FDM 36582-2 (DREYFUS)

                     01. Thought of a First Spring Day
                     02. Back to Big Apple
                     03. En Quittant Kidonk
                     04. Mathilde
                     05. Tableau d'une Exposition
                     06. Serie B
                     07. Storyboard
                     08. Irremediablement
                     09. Sprits of the Forest

Didie Lockwoodは、Stephane GrappelliやJean-Luc Pontyと並んで、世界に名を知られるフランスのジャズ・バイオリニストだが、当初は、ロック寄
りの音楽での活動が多かったこともあり、ジャズ・ファンの間では、彼らより一般的知名度も低いのかもしれない。
そんな幅広い音楽性が持ち味のLockwoodが、Steve Gaddのパワフルな推進力と当時、新進気鋭のオルガニストJoey DeFrancescoの勢いを得て、彼とし
ては、ストレートにJazzに取り組んだ代表作と言えるのではないだろうか。エレクトリック・ヴァイオリンを駆使しての粘るようにグイグイ引っ張るプレイ
は、独特のスウィング感を生み出し、好演を見せている。

さて当時、本作購入の大きな目的でもあったDeFrancesco、10代でデビューしたという彼は、すでにそこそこのキャリアはあったわけですが、それでも本
作録音時点でわずか24才、御大Jimmy Smithの影響も強く感じられた初期DeFrancescoながら、他の若手としてGoldingsもまだこれからという時期にあっ
て、技術面でも抜きん出たものを持つ彼に対する周囲の期待は、将来への感性の進化も含めて大きなものがあったのではないでしょうか。
そんな若いDeFrancescoの上手さとともに勢いも感じるプレイには、オルガンの新しい時代も築いてくれるかと、大いに期待していましたが、相変わらずの
上手さは見せているものの、感性面での進化が思うように進まないといった印象もあり、従来から続く、いわゆるオルガンらしさを演出する使い古したフレ
ーズが随所に表れるのも気になるものがあり、現在の彼も基本的には、何も変化は見せていません。

本作録音の96年という時代を考えれば、若手オルガニストでは、Larry Goldingsと並んで、最も期待される存在であった彼ですが、感性面では、Goldings
とともに後続のSam YahelやGary Versaceらに遅れをとってしまった感がありますが、Smith直系の単に上手いオルガニストのまま終わってしまうとした
ら、あまりにも惜しいとも思うのですが..................。
私の求める「常に現在進行形で将来に向かって進化による変化の見込める感性」といった枠からは、外れる方向に来てしまっていること、残念でなりま
せん。

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Didier Lockwood
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