前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Pat Martino / Live at Yoshi's

Yoshi s  01. Oleo
  02. All Blues
  03. Mac Tough
  04. Welcome to a Prayer
  05. El Hombre
  06. Recollection
  07. Blue in Green
  08. Catch

  Pat Martino (g)
  Joey DeFrancesco (org)
                     Billy Hart (ds)
                     Recorded December 15-17, 2000, at Yoshi's Oakland, CA
                     Blue Note 4997492

復帰後のPat Martino(B1944)盤としては、初めての購入となった盤ですが、厳しいプレイも予想されるMartinoの元でのDeFrancescoが、この厳しい環境
下でいかなるプレイを見せてくれるのか、確認のためもあっての当時の購入でした。

内容は、Martino曲5、Miles Davis曲2、Sonny Rollins曲1の全8曲。

Martinoは、ご存知のように独自のスタイルを持ち、70近いという現在も熱狂的支持者がいるというギタリスト。アラビア人の父とイタリア系の母という出
自も彼の特異な感性の形成には関係しているのでしょう。
彼は、80年、脳動脈瘤という大病の手術後、記憶を全く失い復帰は絶望視されたが、80年代後半復帰、しかしながら以前の状態には遠く、完全に元の状態
に戻るのは無理とも思われたが、彼の凄まじいまでの復帰への執念が実り、本盤を聴く限り状態はかなり戻ったようだ。
Martinoは、私にとっては特別に密なつき合いをしてきたギタリストではなく、Trudy Pitts他などオルガン絡みでつき合いのあったというギタリストであり、
本作もDeFrancesco参加ということがあっての購入でした。ことば少なくして多くを語るを理想とする私にとって、空間を全て音符で埋め尽くしてしまう
彼の刻むスタイルが私の好みではないというのが理由なのだが、こうしてあらためて聴いてみると数々の修羅場をくぐり抜けてきた彼のギターは、圧倒的な
存在感と泣く子も黙らせるような威圧感を持っているのは、素直に認めざるを得ないし、他流派ながら、こうして独自のスタイルを創り上げたことは高く評
価しなければならないとも思っている。好みと評価は分けて考えなければならない。

さて、DeFrancesco(B1971)ですが、その定評あるテクニックを存分に駆使して本作でも快調に飛ばしているのですが、相手が個性派として独自の形で押
し通すMartinoだけに、その対比で計らずもその弱点が目立つ形になってしまった。気合いの入ったいいプレイはしているものの、結果として出て来る音は、
その多くが師匠Jimmy Smithの影響圏内にある音なのだ。デビュー当時は、次代のオルガン奏者として大いに期待した彼ですが、オルガン界でもトップクラ
スのテクニックを誇るというだけに、その上手さが災いしたのか、感性面での進化にブレーキがかかってしまった格好だ。
Smith直系の上手いオルガニストとして終わってしまうとしたら、あまりにも惜しい。彼に何を求めるかで、その評価も大きく変わるというオルガニストだ
が、まだ40を過ぎたばかり、今後は彼の考え方しだい、期待したいところです。

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Pat Martino
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Comments

Edit
こんにちは。
記憶を無くしてからの復活って凄いですよ!
自分に置き換えてみてもホント「考えられへ~ん」って感じです。
EditRe: タイトルなし
こんばんは

この人、70近い現在もバリバリやってるようで、
しかも一時は廃人状態までなったことを考えると
たいしたものです。
プレイにも表れてますが、強い意志、意欲なんでしょうか。
こうありたいものです。

さて、カープは、少し調子が出てきたようですが、
巨人は、下り坂に入ったようであります。

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