前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Sam Yahel / Jazz Side of the Moon

Jazz Side-1  Sam Yahel (Hammond B3 organ)
  Mike Moreno (eg, ag)
  Ari Hoenig (ds)
  Seamus Blake (ts)

  Recorded September 11th & 12th, 2007 at St. Peter's Church, New York City
  SACD 338 (CHESKY) 2008

  01. Breathe
  02. On The Run part 1
  03. Time
                     04. Any Colour you Like
                     05. The Great Gig in The Sky
                     06. Money
                     07. Us and Them
                     08. Brain Damage
                     09. On The Run part 2

ピンクフロイドの "The Dark Side of The Moon" をカバーした内容となっており、ずっと後を追ってきた Sam Yahelのリーダーアルバムとして、またメン
バーへの期待感もあり、当時、リリース時には、すぐ飛びついたというアルバム。

元となるピンクフロイドのアルバムは、もちろんよく知っているアルバムですが、Yahelは、楽曲を題材として利用して、新しくJazzアルバムを創ったので
あり、今、あえて元となったフロイドのアルバムと比較して考える必要はないでしょう。
内容の方ですが、けっこう創り込まれた感もある、全体に抑制の利いたクールな味わいの1枚に仕上がっています。
抑え気味にバックにまわる展開も多いYahelですが、クールにコントロールされたソロには、彼の持つ先進性も感じられます。Yahelは、ちょうど本作リリー
スした2008年頃から、オルガニストとしての露出が、めっきり減ってしまい、もしこのままオルガニストとして順調な進化を見せていれば..................などと
思ってもしまうのですが、その辺は本人のことなのでわかりません。どういうコンセプトを持って音楽と向き合っているのか、本人に聞いてみたいところです。
そんな抑えた展開の中でのMorenoのシゴトが光っている。限られた出番だが、ソロにバッキングにそのデリカシーに富んだセンスを発揮して、Yahelと共
に本作のクールな味わいづくりに決定的なシゴトをしているのではないだろうか。

私的好みだが、Seamusどうこうではなく、このサウンドは、管なしで創ってほしかったという気もする。
また、こういった展開なのでHoenigの本領発揮というわけにはいかなかったが、このメンバーであれば、こういったアルバムコンセプトではなく、共演者
との対話の中から、その互いの刺激により新たなsomethingを生み出そうとするJazz本来の形の中で、丁々発止のソロの応酬といったものを聴いてみたい
と思うのは私だけでは、ないだろう。聴き手である我々ばかりでなく、もしかしたら彼ら自身にも不完全燃焼を感じた点もあったかもしれない。
創り手の気持ちと受け手でである我々のニーズとの間にズレがあって、ビジネス面で失敗していると思えるようなアルバムも数多く目にするが、これは、音
楽をビジネスライクに考えるということではなく、需要と供給の状況を把握し、その部分でより良いものを創る才能ある人材も必要だ。勿論そういった形の
アルバムづくりが全てではないが。この面々であれば、化学反応するよううまく機能させれば、さらに魅力的なアルバムもイメージできるのだが.................。

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   Jazz Side-2

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Sam Yahel
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Comments

Edithttp://bldg2010.exblog.jp/
こんばんは

こういうのがあるんですね、ソソられるアルバムですw
しかも、マイク・モレノとアリ・ホーニッグですね。。。

レビュー見つつ、視聴してみましたが、
・・・なんとな”管なし” のニュアンスがわかるような気がします。

視聴トラックではモレノとヤヘルのトーンが溶けてて十分なような、、、
フルで聴いてみます。このメンツなら造り込んだ作品と
インスピレーションで奔り絡む演奏も聴いてみたいところです。

視聴しつつ、コメントしつつ、amazonでポチっとしましたが、
思えばセールスの在り方・知り方・買い方にも、時代の反映がありますね。




EditRe: http://bldg2010.exblog.jp/
kuramaeさん こんにちは

全員の意思統一がとれて、向かう先もはっきりとして、
これはこれで、なかなか気持ちの良いアルバムです。

サイドに回った時の、きっちりとしたシゴトぶりのMorenoも
クールな仕事師って感じで、らしいです。

本作でつくづく感じますが、Yahelのクールにコントロールの
利いたオルガンとMorenoのギターの相性の良さ、
丁々発止のやりとりの中で聴いてみたいです。
そんなアルバム出してほしい!

Morenoは、Hoenigを入れたクァルテットで来日予定の
情報も入ってますが、さあて困った!

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