前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Isaac Darche / Boom-Bop!tism

Isaac Darche  Isaac Darche (g)
  Sean Wayland (Hammond B3 organ)
  Mark Ferber (ds)

  Recorded at Systems Two Studios, Brooklyn, January 21st, 2011
  BJUR 032 (brooklyn jazz underground records) 2012

  01. Beautiful
  02. Broke-Coke-Ho
  03. East Gardens
  04. You Are Too Beautiful
                      05. The People Above Us
                      06. Mona Vale
                      07. Error and Trial
                      08. Green Team

Sean Wayland(B1969)目当ての購入ですが、今回、初顔合わせとなる若手ギタリスト Isaac Darche のチェックも兼ねてといったところ。
Waylandは、オーストラリア出身でピアノをはじめ各種キーボードにもまんべんなく手を出しているといった印象を持ってますが、彼にとってはこの
Hammond一本で勝負しているのもめずらしく、2007年作の "Live @ The Basement" 以来ということで、当ブログとしても、避けて通れない1枚です。

内容は、Darche曲4、Wayland曲3にスタンダード曲1となっているが、一聴してみると、Waylandが目立つ展開が多く、年上でもあり、キャリアもある彼
が実質的リーダーという感じなのでしょうか。
さて、そんなWaylandのオルガン・ワークですが、他のコンポラ・シーンのオルガニストに通じるベタつきのないクールな感性で、鍵盤さばきにもキレがあ
り、これまでオルガンに専念していれば、おもしろい存在にもなっていただろうとも思えるものがあります。何よりも現在から未来に向かって行ける感性を
基本に持っているということは、何よりも強みだと思いますが、場数を踏んでこそ開発されるという側面もあり、彼のこれまでのシゴト状況を振り返れば、
他の専門職のオルガニストに比べれば、オルガンに接してきた時間も非常に少ないものでしょう。
そういった状況も関係しているのか、彼のオルガンには、左手のベースライン、特に4ビート以外の展開時に物足りなさを感じます。また、アドリヴでのパタ
ーン化されたフレーズの繰り返しやそれの上下移動といった動きが目立ち、アイデア面での物足りなさといった点も見受けられますが、この辺は、多分に
共演者であるギタリストからの刺激といった部分も大いに関係しているとの印象も持ちます。
しかし、これらは、共演者の選択あるいはオルガンでの場数を踏むことにより、ある程度改善されることも予想され、何よりも基本となる感性面で光るもの
を基本に持っていることを考えれば、それを生かしさらに伸ばしてもらいたいといったところです。現状では不満も残りますがおもしろい存在には違いない。

お初となるギターのIsaac Darcheですが、詳しい情報なく年令などわかりませんが、写真などから20代後半から30ぐらいと思われます。コンポラ系と言っ
てよい感性ですが、現代Jazzシーンにおいては、その中でも特別にに新しい感性は見受けられず、あくまでメインストリーム、やや後ろ寄りかといったとこ
ろでしょうか。技術面でもテクニシャンがゴロゴロいるという今のギターシーンにおいては、ごく平均レベル、音使いの面でもナチュラルでノーマルであり、
全てが普通を感じさせ、逆に気になる欠点も見当たらないといった状況を考えると、裾野の広いこのギター界にあって、今後の苦労が見えるような気もしま
す。何か一つでも突出した部分があれば、道も拓けて行くのでしょうが.................................。
ギタリストの私的判断材料としているものの一つに、Balladがあるが、本作中の唯一のBallad, T04 "You Are Too Beautiful" では、単調になりがちな表現
に、やはりの感あり。

この "Brooklyn Jazz Underground Records" なるレーベルは、ネーミングの雰囲気から、その音楽にも先進性に富んだものも期待したのですが、内容は、
ややその先進感に乏しいととも思えるもので、ちょっと残念なところでした。特に若いリーダー氏は、先を見据えて、思いきった攻める姿勢も見せないと、
次につながっていかないと思うのだが。

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Sean Wayland
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