前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Tony Malaby / Sabino

  Tony Malaby (ts)
  Marc Ducret (g)
  Michael Fomanek(b)
  Tom Rainey (ds)

  Recorded February 20, 2000, The Studio, New York City
  AJ0153 (Arabesque)

  01. Ajo Comino
  02. Sabino
                    03. Remolino / Hamza
                    04. Gate's Pass
                    05. Mia
                    06. Cosas
                    07. Third Mystery
                    08. Love Dogs

冒頭1曲目からガツンときて、何やらわけのわからないうちに、敵のペースでヤラれてしまった、そんなアルバムである。
その1曲目だが、ただならぬ呪術的とも思える響きのテナー、そしてハンパない凄みを見せるギター、何ともスゴい組み合わせだ。
Malaby(B1964)のテナーを呪術的と表現したが、これは私の感性が瞬時に受け取る感覚で、何ともことばにならない部分なのだが、言わば「説明不可の領域」
とでも言ったらよいのだろうか。
かつてある時期からのColtraneのテナーの響きに似たようなものを感じ、それ以降のColtraneとの接し方が変わったことがあったが、都合の良い言い方か
もしれないが、ことばの及ばない世界であり、だから音楽なのであり、そこに言葉では到底、表現しきれない感覚の世界である音楽としての存在価値がある
ということだろう。
そんな特別な響きを感じるMalabyだが、同様にDucret(B1957)の触れただけでも切れてしまいそうなキケン極まりない鋭利なギターも尋常でないものがあり、
この2人には、共通する点も多く発見できるのである。他に例を見ないフレージングの独自性、とめどなく吹き出してくるかのようなイマジネーション豊かな
ソロの爆発性、どんなにフリーキーになっても、それを俯瞰で見てコントロールしてるかのような醒めたところ.................等々、我々常人の域を超えた領域
にまで行ってしまい、その発する音からは、もはや我々の次元とは違う世界のものといった摩訶不思議な感覚を時により味わうことになるのである。
やはり私にとっては、「説明不可の領域を持つ」極めて限られた存在と言っていいご両人である。

最近のMalabyしか聴いたことがない、あるいはこれからMalabyを聴こうという方は、Malaby初期の代表作として、避けて通ることの許されない、そして
Ducretの才能の一端を知るにも格好の1枚。

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Tony Malaby

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