前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

2012年 極私的この1枚

昨年に続いて2回目となるこの企画ですが、当ブログの方針にそって相変わらずのマイナー盤からの選出である。
世に話題盤、人気盤以外にも見どころのある盤は数多く存在する。そんな盤の多くは一度も華やかなスポットを浴びることなく、忘れ去られてゆくというのが
世の常というものである。
まあ、超マイナーの極小ブログの当欄のスポットをあてたところで、何の力にもなれないのかもしれないが、そんな人知れず忘れ去られる盤にスポットをあ
て、たとえ一人でも知っていただける機会ともなれば、このブログの存在価値も多少はあるというものだろう。


Ellery Eskelin / Trio New York (Prime Source Recordings CD 6010)

Trio New York 2


  Ellery Eskelin (ts)
  Gary Versace (Hammond B3 organ)
  Gerald Cleaver (ds)

  Recorded by Jon Rosenberg at System Two Studios in Brooklyn,NY on February 10th, 2011.


本作は、2011年リリースになりますが、国内では取扱店が無かったこともあり、存在に気づくのが遅くなってしまい、購入は2012年にずれ込んだという
盤ですが、あくまで2012年内の私的購入盤ということで本欄の有資格盤として独断で判断しました。
そんな市場での状況もあり、入手は本国から直にということになってしまいましたが、おかげでEskelin氏本人からの直筆郵送便という、ありがたいものと
なりました。

Larry Young以降、オルガン界も、革命家の出現もなく、あくまでもその他の楽器という位置づけの中で、黒っぽさを演出するための道具といった役回りに
甘んじてきたところも多分にあり、世紀末頃は重い停滞感も感じておりましたが、Jimmy Smith没後、徐々にではありますが、それに変わる流れも感じら
れるようになってきました。
ある分野が、進化をしていくためには、先端の部分で開拓するという役回りの存在が必要で、それは直接ではなくても、そこで得られた成果が他で利用、発
展するという流れも必要になります。そういった意味では、このオルガンというエリア、他楽器と比べるとそれに関わるプレイヤーも極端に少なく、慢性的
な人材不足といった背景もあり、この細胞分裂の最も激しい先端部分で掘削機として開拓していくといった人材がなかなか表れてきません。
他楽器分野と比べると、まずこの辺の状況の違いもあり、進化のテンポが遅いといった状況ともなっているのでしょう。

過去、そういったエリアにオルガンが入った例は極めて少なく、本欄に本作を選んだのも、結果は別として、そこに大きな意味を感じたからでしょうか。
願わくば、これをきっかけとして、こういったエリアにチャレンジする、そして革命家の出現を期待したいものである。そういった期待を込めての本欄選出
でもあります。

本作記事は → こちらから

JAZZ-sax 47
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