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前向きに Jazz!

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Category: Other Instrument  

Jean-Philippe Viret Trio / Autrement Dit

Autrement Dit   Jean-Philippe Viret (b)
   Edouard Ferlet (p)
   Antoine Banville (ds)
   
   Recorded in November 2002 at Mainichi Broadcasting Systems Studio 1.
   AS 044 (ATELIER SAWANO) 2004

   01. I'll Remember April
   02. Hayaku
   03. A Nightingale Sang in Berkeley Square
   04. A Weaver of Dreams
                       05. I Got Rhythm
                       06. The Days of Wine and Roses
                       07. Changements
                       08. All the Things You Are
                       09. I Didn't Know What Time It was
                       10. Le Cerf Est Dans La Fac

フランスのベース奏者 Jean-Philippe Viret(B1959)については、私もこれまでよく聴いてきた同国のオルガニスト Emmanuel Bex とは幼なじみという間柄だ
ったこともあり、Bexのアルバムに参加していたものや、Stephane Grappelliのアルバム他、多くのサイドメン参加のアルバムで度々聴く機会がありましたが、
グループのリーダーとして彼のベースを初めて聴いたのは、本作のメンバーを引き連れての2006年の来日時で、その時のライブでは、現場の雰囲気も手伝って、
メンバー3人のそれぞれのベストと思えるプレイが飛び出し、それまで経験してきた多くのライブの中でも特別と思えるものとなりましたが、リーダーであるViret
はもちろんですが、このFerletのピアノそしてBanvilleのドラムス、その予想を遥かに超えたケタはずれの能力には驚いたものでした。こういったライブも、おそ
らく生涯でも、数えるほどしか出会えないでしょう。
本作は、そんなライブの満足感というより驚きも手伝って、直後に即、手を出したという盤でもあります。

内容は、メンバー3人のオリジナル1曲ずつの他、スタンダードで全10曲ということで、このトリオの他のオリジナルで固めたアルバムとは違い、スタンダード
中心となっているのは、彼らの来日時、急遽レコーディングが決まったようで、オリジナルの用意もなく、スタンダードでという流れになったようです。従って、
おそらくレコーディングにあたっては、他作と違い、準備期間や綿密な打ち合わせ等もなかったものと推測します。そういった事情が他作のジャケットデザイン
とは違い、録音現場でのの写真を利用といったところにも見えるような気がします。

そういった状況もあり、他作の魅力とはまた違った、下描きなしで半ば即興的に描いた水彩画の小作品集的味わいも感じられるものとなっています。
題材として使った原曲も、かなり自由な単純化のデフォルメが施され、その余分なものを削ぎ落としたた原曲も、リ・フレッシュかつシェイプアップされ全く新
しい命を吹き込またかのような魅力を放っていることに彼らの非凡な能力も感じられます。
私的には、T6 "The Days of Wine and Roses" で見せるFerlet(B1971)のピアノタッチに特別なものを感じ、出会って以来、お気に入りの1曲として度々お世
話になってきました。この鋭さとキレには、練習からは決して生まれない天性のものを感じます。フレージングのセンスにもやはり限られた人であることを強
く感じさせるものがあります。Ferletは、自身のアルバムとしては、数枚出していますが、いずれも商業的には成功しているとは言えず、極めて高い能力を持ち
ながらも、知名度が低いという状態は、ちょっと残念なところです。

彼らの素も感じられる、飾りっけの無いラフ・スケッチ集といった趣の本作だが、必要最小限の、ここぞのところで使う色の選択に彼らの鋭敏な感性も見えてく
る。

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Jean-Philippe Viret
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Comments

Edit
J worksさん、今晩は。

l'orchestre de contrebasses の印象がとても強く残っているベーシストです。これはとても衝撃的でした。You-tube で見たかぎりですけど。

その他では、Manabu Onishi Trio の "Wish" で聴いたのが最近のもので2年前になります。

これらの選曲が意外なので聴いてみたいと思いましたよ。どんな風に料理しているのか興味が沸きました。

EditRe: タイトルなし
まん丸さん こんばんは

>l'orchestre de contrebasses

パーカッション的使い方も含め、彼らのクリエイティブ
な音楽は、私も非常に印象に残ってます。
フランスは、伝統的に弦楽器関係に優秀な人材が多いですね。

>Manabu Onishi Trio の "Wish"

未聴ですが、たしかMさんところのブログで見たような?

彼らのライブは、生涯でも数えるほどしか出会えないという
内容、これは大きかったです。




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