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Category: organ (第2期)  

Jared Gold / Golden Child

Golden Child  Jared Gold (org)
  Ed Cherry (g)
  Quincy Davis (ds)

  Recorded January 28, 2010
  PR8093 (Posi-tone Records) 2012

  01. A Change is Gonna Come
  02. Hold That Thought
  03. I Can See Clearly Now
  04. Golden Child
                     05. Wichita Lineman
                     06. 14 Carat Gold
                     07. I Wanna Walk
                     08. Pensa Em Mim
                     09. In a Sentimental Mood
                     10. Times Up
                     11. When It's Sleepy Time Down South

Goldのリーダー作としては5作目となる本作、バックは、いずれも過去作にも参加歴のある両名ですが、コンセプト的には、王道系の匂いも強く感じられるということで、リリース時、即、手がのびなかったという経緯もありましたが、今を生きる若手オルガニストGoldが、この王道系バックの中にあって、どんなプレイを見せてくれるのか、やはりチェックしないわけにもいかず、ゲットとなりました。
フォーマットとしてトリオの本作ですが、相手が管の場合は、管がフロントに立ち主役の座を奪ってしまい、オルガンのソロ時は、管ということでバッキングなしの常にドラムスとのデュオでのプレイを強いられる形になるということで、オルガン目当ての当方としては、管の入ったオルガントリオという編成には、常日頃多少の不満も抱いているのですが、そういった意味では、比較的対等の立場がとれるということで相手としてはギターが相性がよろしいようです。しかし、それだけに相手となるギタリストの感性が、音楽に大きな影響を及ぼし、音楽としての方向性もほぼ決まってしまうので、オルガニスト中心に見るならば、この相手となるギタリストの選択は、自身の音楽的方向性そのものであるとも言えるのかもしれません。
本作はオルガン−ギター・トリオということで、Goldのチェックには、おあつらえ向きとなってますが、リーダー作としては、意外と少なく、本作同様Ed Cherry(g)参加の"Supersonic" 以来2作目になります、このリーダー作の相手としてのEd Cherry、この辺が即、手が伸びなかった理由でもあるのですが.........。

さて内容ですが、全11曲中、Gold曲は5曲。
Goldのオルガンは、大枠でとらえるならば、コンテンポラリー系とも言えますが、Goldings, Yahel, Versaceなどと比べると根底にアーシー、ジャージーといった、従来型のオルガン奏者に多く見られた質感も持っており、時にはかなりホットなプレイもあり、その点でクールな質感を持つ他のコンテンポラリー系オルガニストとは、若干、違ったその性格は、まだ完全脱皮の済んでない過渡期的オルガニストとも言えるのでしょうか。
過去作を振り返れば、どちらかと言うと、自身のリーダー作よりも参加作において、ややコンテンポラリーなテイストが強くなる傾向がありますが、これは、リーダー、あるいは共演者の感性の影響が出たものと考えられますが、逆に考えれば、自身のリーダー作で強くなる王道系の匂いは、Gold自身が、望んでいる方向性でもあるのでしょう。本作でも、ベテランEd Cherryの王道の真っただ中を行くブルージーなギターを相手にGoldは、オルガン本来のアーシーな味を存分に出したプレイで、熱い歌心を見せてくれますが、そんな従来型のオルガンを感じさせつつ、所々で現代的感性ものぞかせるというあたりがGoldの特徴とも言えるのでしょうか。また、シヤープな味わい、キレもあるこのオルガンには、若手の先進性ある感性のギタリストと組むことにより、音楽が大きく前に進むのでは、そんな期待も持ってしまうのですが、その辺は、本人の目指したい方向はどうなのか、その考え方しだいということになるのでしょう。
前時代のオルガンの影も色濃く残す本作、これから未来に向かっていく若手オルガニストのリーダー作として、そこに物足りなさも感じてしまうのだが.............。

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Jared Gold
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Comments

Edit
J Worksさん お久し振りです。
聴いたことのあるCDがなかなか出て来ずコメントも入れられませんでした。(この盤も知りません)
そこで今日は質問を1つ、オルガン記事が中心ですが、オルガン以外で古めのミュージシャンはどんな人を聴いていますか? よかったら教えて下さい。
EditRe: タイトルなし
tam.raさん こんばんは

過去、オルガン以外も、人並みに主なところはそこそこ
聴いてはきましたが、古めのミュージシャンとなると
D. ゴードン、S. ゲッツ、Z. シムス、A. シェップ、B. エバンス、
C. ベイカー...................あたりは、細く長くつき合ってきてます。

ただ、ブログを始めてから、聴き方が大きく変わってしまいました。
以前は、好きなものを好きな時に好きなように聴いていて、気に入った
ものに出会うと、結構毎日、飽きるまで聴くというパターンも
多かったのですが、記事にするために聴くという足枷が付いてしまい
その点、ひたすら楽しみを求める本来の道楽から少しズレを感じて
ますが、この辺がどう修正していくのか今後の課題です。
また、現在のブログ内容も、他に実際聴いているものは多いのですが
ブログとしてのカラーを、はっきりさせたいということで、
ある方向性のものに、軽く絞っているということで、現実として
実際に聴ける時間も限られている中で、どうしても記事にするもの
が優先されるということで聴くものが偏るというあまりよろしくない
状況をつくっているようです。

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