前向きに Jazz!

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Category: organ (第2期)  

Barbara Dennerlein - Tribute to Charlie (Live 1988)

前回記事としたドイツのオルガニスト Barbara Dennerlein(B1964) ですが、このムー
ビーは、今から四半世紀程前、彼女がまだ24才の時のものですが、タップダンサーのよう
な足技で両手両足をフルに使う彼女のスタイルもできつつあり、その初々しくも音楽への
真っすぐな姿勢は、清々しいものがあります。




Barbara DennerleinのOrgan奏法の大きな特徴はFoot Pedalの使用であろう。
他のほとんどのオルガニストの場合、Foot Pedalは、使ってもアクセント程度でベースラ
インは左手を使うのが現在のジャズ・オルガニストの一般的スタイルとなっている。
それにより解放されたBarbaraの左手は、コードワークでの使用を可能とした結果、サウ
ンドに厚みが増し、特にハモンド特有の持続音を使ったその華麗なコードワークによるス
ケール感もある表現は彼女の音楽の大きな特徴ともなっている。
そんなFoot Pedalの使用によるメリットもあるのですが、反面、細やかな表現の難しい
足によるベースラインは単調になりがちで、満足できる結果を得るためには、かなりの熟
練を要することもあり、粘りあるベースラインを求める他のオルガニストの多くが左手を
使う理由ともなっている。
また、ほとんどのオルガニストが、ピアノ経験者から流れてきていることを考えると、や
はり、慣れ親しんだ手の方が使いやすいということもあるのでしょう。
そんなBarbaraですが、彼女の足技によるベースラインも、やはり初期段階では単調さも
感じられ、なんとか形になってくるまでには、かなりの時間を要しましたが、このFoot
Pedalをフルに使う奏法こそが、彼女のオルガンを他と区別し個性的なものとしている大
きな要因ともなっている。
また、多くのオルガニストが、アナログ感もあるハモンド本来の音にこだわるという保守
派も多いという中で、音そのものにも個性を求める彼女は、エフェクト処理にも柔軟な姿
勢を持ち、一聴してすぐわかる独特の音を持ったオルガニストと言え、その両手両足をフ
ルに使った奏法と多彩な音処理の他、シンセサイザーなども使った多彩なサウンドは、彼
女の音楽を大きく特徴づけているのではないでしょうか。
そんなオルガン奏者が自ら弾くベースの状況ですが、いずれにしてもオルガン奏者にとっ
て、かなりの負担になっていることは間違いなく、それを嫌って、あるいは技術的問題も
あり、あくまで結果優先でベースは専門のベーシストに任せるといった考えのオルガニス
トもいます。MM & WoodのJohn Medeskiなどは、このタイプですが、これは考え方の
問題でどちらが良いというような問題ではありません。大事なのは、そこに結果を考え最
も良い方法を選択できる柔軟な考え方、姿勢がとれるかということでしょう。

JAZZ-organ 110
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