前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Jacam Manricks / Labyrinth

  Jacam Manricks (as, ss, fl, alto fl, cl, bass cl)
  Ben Monder (eg, ag)
  Jacob Sacks (p)
  Thomas Morgan (b)
  Tyshawn Sorey (ds)
  Chamber Orchestra (tracks 2 & 7)
 
  Recorded June 6-7 2008 at Bennett Studios Englewiid New Jersey.
  (MANRICKS MUSIC RECORDS)

                     01. Portal
                     02. Micro-Gravity
                     03. Labyrinth
                     04. Move
                     05. Cloisters
                     06. Aeronautics
                     07. March & Combat
                     08. Rothko

オーストラリア出身のサックス奏者 Jacam Manricks の自身のレーベルからのリーダー作。リリース当時、Manricksは未聴でしたが他の4人のメンバーがいず
れも気になる面々だったこともあり手を出した本作でしたが、結果的にこの初めてとなるManricksとの出会いは満足できるものとなった。

Manricksの手による全8曲で内2曲にオーケストラが入るつくりとなっているが、編成に変化をつけることやら楽器を持ち替えての、まずこの全編を通しての硬
質、繊細、クール........といったイメージを創り出している楽曲の精緻なつくりにこのManricksの単なるSax吹きにとどまらないコンポジション面での並々なら
ぬ能力を感じるのである。
クールにコントロールされたManricksのアルトは、知的、クリエイティブであり、他の4人のメンバーからも極上のエキスを抽出しているのである。
私にとっては、好き、嫌いの2面があり極めてつき合いの難しい人となっているMonderも、うれしいことに、本作においては、良い方向に舵を切っているのだが、
その方向付けたのも多分にManricksの手腕によるところもと思わせる全体のつくりである。
抑えたプレイの中にも、ほとばしるような才気も感じられるSacksのピアノも決して走り過ぎることなく実にクールだ。

私的には、後半に好みが集中しているが、最後に、あえて自身のsaxは入れず、妖しさとともに異様な空気感漂うT8"Rothko" で凍りつくような戦慄という余韻
を残して終わるコンポジションにも彼の明確な意志とともに確かなセンスを感じる1枚となっている。
ちなみにRothkoとは、深い内省を表現したロシアの画家Mark Rothko(1903-1970)のことのようだ。

                Labyrinth-2.jpg


Manricksの新作 "Cloud Nine" では、久しぶりにSam Yahelがオルガン参加となってますが、彼の最新の動向などチェックしていたら、ちょっと気になるメン
バーでのMovieを発見しました。Manricksは、本作の次作となる "Trigonometry" でピアニストとして参加のGary Versaceと共演歴がありますが、本Movie
では、オルガンのVersaceとなんとドラムスに本作のTyshawn Soreyという精鋭によるトリオ編成。しだいに熱を帯びるManricksのバックで自在なプッシュを
見せるSoreyがイイ。こんなんでCDも出してくれい、頼む!

                

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Jacam Manricks


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