前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Kristjan Randalu & Ben Monder / Equilibrium


  01. Stiller Beobachter
  02. All the Things You are
  03. Equilibrium
  04. 2
  05. Vardja
  06. 1
  07. Milestones
  08. 4
  09. Silmast Silma


Kristjan Randalu (p)
Ben Monder (g)

Recorded on May 25, 2011 at Systems Two Brooklyn, New York
(FSNT 403) 2012

ビアニスト Kristjan Randaluとのデュオとなっているが、購入のターゲットはギタリスト
のBen Monder。
内容は、Randalu 曲4、Randalu - Monder共作曲3、他2曲の全9曲。

Kristjan Randalu(B1978)は、"Matteo Sabattini / Dawning" が初めての出会いでした
が、他は聴いたことは無く、エストニア出身→ドイツ育ちという程度の情報しか持ってお
らず、ピアニストとしての経歴など詳しいところはわかりません。
このSabattiniの作においても、当方のアンテナは、他の共演者であるMorenoやCalvaire
の方に向いてしまい、Randaluについては、特別の強い印象は持っていなかったという状
況でしたが、本作においても然り、基礎をクラシックでしっかり叩き込まれたと思われる
感性は、技術面で非常にしっかりとしたものを感じるものの、私にとってそこは魅力には
ならず、Monder目当ての盤であったとは言え、聴き始め時点で既に外した感を覚えまし
たが、Duoというフォーマットでは、こうしたイメージのプレイになりがちでもあり、機
会があれば、自身をリーダーとするトリオあるいはクァルテットぐらいのフォーマットで
聴いてみたいものである。知らない部分もまだ多くありそうで、たった2枚のアルバムの
みで判断することはできないビアノというのが今現在のRandaluの印象だろうか。

お目当てのMonderについても思わず「う〜む」という言葉ともタメ息ともつかぬ声が出
てしまうほど、はっきりしないものがあります。
もちろんそれは、単純に1つだけというものでもなく、いろいろ重なってのことだと思い
ますが、一つに音そのものの選択(調整)が考えられます。モゴモゴしてしまって輪郭のは
っきりしない雲をかぶったようなギターが、どちらかというとシャープでエッジの立った
Randaluのピアノとの対比で余計に強調されてしまい、滑舌の悪いシャベリと蚊の鳴くよ
うな聴き取りにくい声に、ちょっとイラッとする感覚がついてまわるのです。

そして、本作に魅力を感じない元凶となっているのは、やはりこのMonderが本作で見せ
る彼の感性なのでしょうか。
彼は、私にとっては、元々、好きな部分と嫌いな部分という極端な両極を持った非常につ
き合いの難しい存在。それでも好きなギタリストという特殊な存在でもあるのですが、本
作はどうも私の嫌いな部分が強く出たアルバムとなってしまったようだ。

Randaluの感性の質を考えれば、Duoというフォーマットである本作に、私の嫌いな方の
Monderが表れることは十分にに予想はしていたのですが........................。
ポジティブなことばは浮かばず、いらんことまで口走ってしまいそうなので、これ以上の
コメントは控えますが、総じて2者の高度なプレイによって成り立っている本作であると
は思います。が、これを美ととるか否か、全ては受けての感性の質しだいということでし
ょうか。

JAZZ-guitar 43
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Comments

Edit
こんばんは。

ベン・モンダーって複雑な人っぽいですね。
同時期ぐらいでも、えっッ!?ていうほど差がある感じです。
サバテイーニのランダルの音を思うと、悶々としたモンダーとの距離感が
イメージできますw

>嫌いな部分
たまに宇宙へ旅立っているようで、アンタしか理解できんだろ、とも感じますが、モンダーは、何か惹かれるところがあります。
EditRe: タイトルなし
kuramae さん こんばんは

ベン・ 悶ダーは、初めての出会いから十数年経つんですが
いまだによくわかりません。
決してヒートすることもなく無表情なプレイスタイルといい、
抜けるような爽やか感から一転してダーク、妖しさが表れたり、
当方の駄耳では、分析続行不可となってしまいます。
時々、つき合うのがイヤになりますが、
それでもかろうじてつなぎ止めているのは、このナゾの部分
があるからなのかも...................?
困らせる人ほど、気になってしまう、何だかイタイところを
突かれているようで...................何とも困った人です。

Monderのつくる一流の暖炉に、いつの日か出会える日は
来るのかしらん?

kuramaeさんのブログに、ほぼ間違いなくイタメシ屋さんの
新譜がUPされると読んでましたが.....................やっぱり、
だいぶ動きも読めるようになってきました、こちらの方の
分析は順調に進んでいるようですw。




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