前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Joel Harrison / Search

 Search-2.jpg

01. Grass Valley and Beyond
02. A Magnificent Death
03. All The Previous Pages are Gone
04. The Beauty of Failure
05. Whipping Post
06. O Sacrum Convivium
07. Search

Joel Harrison (g)
Donny McCaslin (ts)
Gary Versace (p, Hammond B-3)
Christian Howes (violin)
Stephan Crump (b)
Clarence Penn (ds)
Recorded at Sear Sound:December 2010
SSC 1300 (SUNNYSIDE) 2012

Joel Harisonは、本作のわずか一月前の録音となる "Holy Abyss"(別頁あり)にて記事歴が
ありますが、購入のきっかけは、Harrisonには悪いが、いずれも共演者の魅力というのが
まずあり、ついでにHarrisonのチェックを兼ねてというところであった。
前述の盤では、Cuong Vu(tp)とRoy Powell のオルガン、そして本作ではDonny
McCaslin(ts) とGary Versaceのオルガンといったところでしょうか。
内容は、Harrison曲4、Harrison-Versace曲1、他2曲となっているが、いずれも
Harrisonのカラーが強く出たものとなっているのではないだろうか。

ほぼ同時期の録音となる前作でも感じたことだが、本作においても全体としてかなりつく
り込まれた物語性も感じるような仕上がりとなっており、その傾向は本作においてより強
いものとなっていると感じる。しかし作品の質感としては、前作の無機質、硬質感、クー
ルといった質感に対し、本作においては、米国の原風景もイメージされるようなところも
ある、一種の爽やかさも感じる質感になっており、これはいずれもHarrisonの頭にあるイ
メージを具現化したものであり、そのめざすイメージにより、共演者もうまく使い分けた
ということなのだろうか。
本作においてHarrisonは、ボトルネックと思われる表現他においてギタリストとしても高
いレベルにあることを感じる部分はあるものの、多くのソロはとらず、もっぱらコンポー
ズ面に力を注いだといった感じで、自分の意思を隅々まで通した作り込んだ音楽というの
が彼の流儀なのであろう。こうして出来上がった音楽で、共演者それぞれのソロには、
Harrisonの意思が強く反影されていると感じられるのである。その点は良いとして、私的
には、本作における彼のめざす音楽の爽やかな質感が、どうも私の求めるものとは、ズレ
があることを感じたしだい、この辺のかすかなカントリー臭もある彼の感性は、Norah
Jonesとのつながりがあることからも何となくわかる気がする。ミュージシャンとして認
めるところはあるものの、私にとっては、所詮他流ということか。
Harrisonの強い意思の元、任されたパートを弾くVersaceのピアノは、キレイだし、上手
い、でも、そこに魅力は感じないというのが私の感性なのである。
ちょっと期待した前述の "Holy Abyss" でのRoy Powellのオルガン、そして本作での
Versaceのオルガンは、いずれも一部環境づくりに使われたのみというのも残念。
ピアノが本業のPowellはともかく、ただでさえ人材不足のオルガン界、Versaceはオルガ
ンで結果を出すのが、彼の生きる道であろうと思うし、それを期待したい。

JAZZ-guitar 36
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