前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Roy Powell / Napoli


  01. Tu Ca Nun Chiagne
  02. Chi Sa
  03. Io Te Vurria Vassa
  04. Mala Femina
  05. Reginella
  06. Guapparia
  07. Chiove
  08. Lacreme
  09. Anema e Core
  10. Munesterio

Roy Powell (p, melodica)
Lorenzo Feliciati (b)
Maxx Furian (ds)
Recorded and mixed (June 22-24th 2009) by Raimondo Mosci at Riff Raff Jazf studio,
Trevignan, Italy
TPRD0002 (TAPAS Records)

Roy Powellは、このブログでは、Joel Harrison(G)の新作 "Holy Abyss"(別頁あり)にてサイ
ドメンとして本作のLorenzo Feliciati(b)とともに参加しており、記事歴がありますが、その
盤では、本作などを含め、それまで聴いてきた印象とは、だいぶ変わり、コンテンポラリー
な質感に溢れたもので、彼の違った面を発見できましたが、本作はイタリアの名曲を集めて
の全10曲という内容になっています。

そういった内容ということで、前述の "Holy Abyss" で見せたピリピリするような緊張感の中
でのモーダルな攻めはなく、比較的オーソドックスなプレイぶりです。
どちらが彼の本来の姿なのか、なんとも判断に迷うところですが、リーダー作である本作の方
がより本来の彼に近いと判断するのが妥当なところなのでしょう。共演者の感性により、自在
に変化していくというタイプのようですが、全く別人のような感性を見せるPowellのピアノに
は、驚くものがありますが、元々かなり器用なタイプなのでしょう。独自の感性とスタイルも
感じられる彼だけに、それが器用貧乏という形で弱点にならぬことを願うばかりである。

Powellは、イギリス出身ですが、現在はノルウェー在住。初期作からは、Terje Gewelt(b)と
組んでの作品を残している。
本作でも、彼の持ち味であるメロディックでよく歌うといった面がよく出ており、技術面でも
それを生かすキレを備えたピアニストというのが彼の特徴ともなっているが、私的には、前述
のHarrison盤参加作で見せたピアノが強く印象に残っており、折角の先進感もある光る感性も
持ち合わせているのだから、より厳しい道となるが、そちらのフィールドで生きていくべき感
性の持ち主と思えるのである。岐路に立たされた時、より厳しい道を選ぶのが、クリエイター
の生き方というものだろう。楽な道を選んで、良い結果につながることは少ない。それが人生
というものである。

JAZZ-piano 58
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