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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Jesse Chandler / Somewhere Between

Somewhere Between
  01. Verao Ventoso
  02. Februaries
  03. Walnut Tree
  04. Yawn
  05.. Swann's Song
  06. Insomniatown
  07. 7 Hills
  08. View from Bridge
  09. Getting Lost
  10. Opus 40

Jesse Chandler (org, key)
Bill Campbell (ds, perc)
Mike Moreno (g)
Kris Bauman (as, cl)
John Ellis (ts, woodwinds)
Albert Sanz (p, el-p)
Recorded in Brooklyn, NY, April 9 & 10, 2003
FSNT174 (Fresh Sound New Talent)

Jesse Chandlerは、このブログでは、以前"Brian Patneaude / Riverview"(別頁あり)で登場
してもらっているが、その時もギターは、本作同様Mike Morenoが担当している。
また、"Dance Like There's No Tomorrow"(別頁あり)で記事歴のあるJohn Ellisの参加など
もあり、マイナーながらも確かな面子が顔を揃えた盤である。

ジャケットの基盤をアップした写真のごとく、一聴して人肌の温もりの無い無機質な世界をイ
メージさせるかもしれない、そして温度感の無い、盛り上がりに欠ける音楽とも感じるかもし
れない。しかしそれはそれで、その冷徹な質感は決して嫌いな感覚ではないのだが、本作は何
度か繰り返すうちに表面温度の低さとは、裏腹に内面に熱いものがあることに気ずかされたの
である。
通常1から10までの濃淡の段階を使ってデッサンをする人に対して、半分の1から5までの段階
を使ってハーフトーンで表現する人がいる。それを単純に弱いと感じてしまう人も多いのです
が、よくよくそれを見るとその5段階は、その中で細分化され、10段階のトーンを見事に使い
分けていることに気ずくようなことがある。通常の人以上の繊細さを持ち合わせているからこ
その表現とも言える。
例えが適切でないしれないが、このChandlerの感性にもそれと似たようなものを感じる。
当初、何となく聴いていて気づかなかったものが、耳を澄ませて聴けば、狭めたレンジの中で
ダイナミックな息づかいを感じ取ることができる。
地味で控えめなプレイは、個性に欠けると受け取られてしまう傾向があるが、この抑制の効い
たセンシティブなプレイこそが彼の強い個性であり、その独自性あるフレージングからも彼の
非凡な感性を感じ取ることができる。
抑制の美とでも言ったらいいのであろうか、繊細だからこその表現なのだが、これは、共演者
であるMorenoにも言えることで、抑えた中で自分を出し切るプレイは、現代感覚に溢れたク
ールさにつながっており、彼の魅力になっているのではないだろうか。
このJesseとMikeの抑えた絡みが、このアルバムのベーシックなカラーをつくっており、時に
南米を思わせるようなラインも入るなど、クールでありながらも、素朴な温もりも感じる不思
議な魅力を持った1枚となっている。

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Jesse Chandler
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