前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Jeff Palmer / Island Universe

Island Universe
  01. All Cracked Up
  02. Loop Hole
  03. Spot Check
  04. Amerigo
  05.. Count Sirloin
  06. Octopia
  07. Geminied Take 2
  08. Warrior Not Worrier
  09. Boomer Rang
  10. Five Fingers

Jeff Palmer (Hammond B3 Organ)
Arthur Blythe (as)
John Abercrombie (g)
Rashied Ali (ds)
Recorded March 8,1994
121301-2 (Soul Note)

Jeff Palmer(B1951)は、このブログでも"Burn'in the Blues"(別頁あり)ですでに登場して
もらっていますが、いずれもJohn Abercrombie(g)参加ということで、この辺も購入には
大きく関わっているところである。
内容は、全10曲すべてPalmerの手によるもので、彼の意欲溢れた一枚となっている。

以前の記事でも書いているのだが、過小評価されているオルガニストの代表格とも言って
いい彼のために再度書いておこう。他のオルガニストのほとんどがピアノから流れてきて
いる中で彼は最初からハモンド・オルガンでそのキャリアをスタートしているという筋金
入りのオルガニストである。感性面では、おそらくLarry Youngから多くの影響を受けて
いると思われるが、彼のプレイは独自性に溢れたもので、その影響も音楽そのものという
より、むしろその先進性に富んだYoungの音創りの姿勢から多くを学んだと言えるのでは
ないだろうか。Larry Youngから現在のGoldings, Yahel, Versaceにいたる間の世代に、
こういった先進性に溢れた感性を持ったオルガニストが存在すること、多くの方に知って
いただきたいと思うのである。
その過小評価ともなっている原因は、はっきりしている。多くの人がオルガンという楽器
にイメージするものが片寄って固定化されてしまっていることが大きく関係している。
黒っぽい、ファンキー、グルーヴ感...........等々、半世紀前と何ら変わりはない。
自然、オルガンに求めるものもそういったものになるということで、そういった感性とは、
無縁と言っては言い過ぎかもしれないが、極めてクールなPalmerのオルガンに目を向ける
ような人はあまりいなかったということだろう。

さて、本作だがフリージャズに接近した後期Coltraneを支えたRashied Aliをドラムスに迎
え、Palmerのオルガンは、かなり自由な展開を見せている。その複雑な音使いとフレーズ
から組み立てられる音楽は独自性に富んだまさにワン・アンド・オンリーな世界を創ってい
る。また、彼はノリにまかせて突っ走ってしまうタイプでもなく、その辺が一般に地味な印
象を与えてしまう一因となっているのかもしれない。プレイスタイルは、あくまでクール、
まわりを生かして、トータルなサウンドにも細かい神経がゆき届くタイプと言えるだろう。
本作でも良きパートナーとも言える狂気を潜ませつつ、極めてデリカシーに富んだ
Abercrombieのギターを十分生かし、創り出しているその世界は、独自のものとして評価
したい。

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Jeff Palmer
 


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