前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Nils Wogram - Nostalgia / Sturm Und Drang

Sturm Und Drang
 01. Funky Neighbourhood
 02. Fundamentals
 03. Sturm Und Drang
 04. Country Rain
 05. Now
 06. Envelope
 07. Thick Air
 08. Copenhagen
 09. Friday the 13th
 10. Swing Em Home

Nils Wogram (tb)
Florian Ross (hammond organ)
Dejan Terzic (ds, perc)
Recorded by Wolfgang Stach at Maarweg Studio 2, Cologne. December 2010
(NWOG RECORDS 003) 2011

ドイツ出身で現在チューリッヒ在住のトロンボーン奏者 Nils Wogramのグループ Nostalgia
による"Daddy's Bones(2004)", "Affinity(2008)"に続く通算3作目。
レーベル名 "NWOG" から判断すると、おそらく自身のレーベルなのでしょう。
Wogramファンには、お叱りを受けるかもしれないが、現在Florian Ross(B1972)のオルガン
を耳にすることができるアルバムは少なく、Rossのオルガンに注目している私としては、貴
重なアルバムとして本作は、Ross目当ての購入であり、カテゴリー "organ" としての記事と
なります。単純にアルバム名義人の楽器によりカテゴリー振り分けをするのではなく、購入
目的をはっきりさせた主体性あるカテゴリー振り分けにしたいということで、Wogramを軽視
しているというわけではありません。
内容は、Wogram曲8、Ross曲1、Terzic曲1の全10曲。

時期的に見れば、Florian Rossは、本作録音のわずか3ヶ月後に自身初のオルガニストとして
のリーダー作 "Wheels & Wires / Florian Ross Elektrio"(別頁あり)を録音しているという時
期にあたる本作ですが、内容としては、このリーダー作よりも本作において、彼の持てる能力
が広く発揮されていると感じられるものがあり、リーダー作でのJesse Van Rullerトリオと言
ってもいいほどの自身抑えた展開の中で、彼の能力も十分に発揮されていないとの不満も感じ
ていたのも、本作でのRossに大きな可能性を感じていたからに他ならない。
この点では、多分にこのNils Wogramというトロンボーン奏者そしてコンポーザーのリーダ
ーとしての存在が大きく作用していると思える本作の内容である。

本作でのアナログ感もあるRossのハモンドは、このグループ名に込めた "Nostalgia"にも大き
く関わっていると思え、その役割も、メロディー、コード、ベース、ハモンドの特性を生かし
た重低音からシルキータッチの繊細な高音に至るフルスケールを駆使した多彩なカラー打ち出
し..............等々、キーパーソンとして動いているが、それを引き出したのもWogramの手腕
によるところも多分にあるのでしょう。
Wogramは、トロンボーンの他、鍵盤ハーモニカらしきものもプレイしており、Plunger Mute
を使った奏法他、そのバラエティーに富んだ技を繰り出すトロンボーンにより多彩な表現を見
せてくれるが、決してそれがテクニカルなものとして感じないのは、この人の持つ豊かな音楽
性によるものであろう。
Terzicの虚飾を排したタイトでストレートな攻めも、有効に機能しており、3者3様の高能力を
有したこのトリオの放つ音世界には、リアルな今現在を感じる。

オルガニスト Florian Rossは、その先進性ある感性の質、そして年令面を考慮すれば、欧州
では、今後最も注目していかなければならない存在になりそうだ。




JAZZ-organ 91

スポンサーサイト

Newer EntryBFG / Here & Now !

Older EntryOriginal CD Jacket 11

 

Comments

Leave a comment







2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10