前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Trio M (Myra Melford) / The Guest House

The Guest House

01. The Guest House
02. Don Knotts
03.Kind of Nine
04. Sat Nam
05. Hope (for the Cause)
06. The Promised Land
07. Tele Mojo
08. AL
09. Even Birds have Homes (to Return to)
10. Ekoneni

Myra Melford (p)
Mark Dresser (b)
Matt Wilson (ds)
Recorded June 13 & 14, 2011 by Greg DiCrosta, Firehouse 12, New Haven, CT
yeb-7721 2 (yellowbird)

前回に続いてMyra Melfordをとりあげてみました。
いずれもMのイニシャルを持つ、2006年結成個性派3人のグループ "Trio M"による約4年ぶり
となる最新作。Mark Dresserについては、このブログでも記事歴のある
"The Beautiful Enabler / Mauger"(別頁あり)にも参加してましたが、常に先端シーンで活動
し続けてきたその感性は、鋭いものがあります。

まだ薄暗さも残る早朝のGuest Houseのジャケットが美しくもあり、これから起こる何か怪し
いものもイメージさせてくれる、なかなかいい演出だと思う。アートワーク担当者に拍手だ。
CD離れが進む昨今、CDは、音楽がメインであることは、もちろんだが、ジャケットを含めた
トータルなアートワークとしての魅力、DL販売にないそこを大事にしたモノづくりをしなけれ
ば、生き残る道は無くなってしまうだろう。
内容は、Melford曲3、Dresser曲3、Wilson曲4と3者それぞれほぼ均等に持ち寄ったというつ
くりになっており、その3者の個性の違う楽曲も楽しめる内容になっているのではないだろう
か。
デビュー当時から、フリー派のピアニストとして創造性に富んだ音創りの姿勢を維持し続けて
きたMyra Melford(B1957)は、その点で私の好きなピアニストでもあります。
当初は、力技も時折見せるハードなイメージもあった彼女ですが、本作では、スタイルにこだ
わらない自由さ、自在に展開できる柔軟な推進力、何にでも対応していける引き出しの多さと
ともにそのそれぞれの独自性あるクォリティの高さも十分に感じられ、カッティングエッジな
感性をキープしつつもベテランのピアニストとして、深い味わいも加わり、非常に魅力的存在
になってきたと思えるのは、そこそこ追いかけてきたというピアニストだけになんともうれし
い限りです。
彼女のオリジナル、曲名にも彼女らしい知的センスが感じられる T9 "Even Birds have
Homes (to Return to)"におけるDresserのアルコも印象的なこの一曲には、ガラス細工のよ
うに繊細でありながらも、芯のある凛とした美が存在する。MyraのピアノとDresserのベース
がセンシティブな絡みを見せ、久しぶりにしか出会うことのないであろう美曲、これに出会え
たのは大きい、全てはそれが目的の活動であるから。私にとっては、今後に関わる大きな出会
いとなるかもしれない。

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Trio M
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