前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Myra Melford / Alive in the House of Saints

 Alive-2.jpg

01. Evening Might Still
02. Parts 1 & 2 Frank Lloyd Wright Goes West to Rest
03.And Silence
04. That the Peace
05. Breaking Light
06. Live Jump

Myra Melford (p)
Lindsey Horner (b)
Reggie Nicholson (ds)
1-5: Live recording on February 5, 1993 at Der Club, Heligenhaus / Germany
6: Live recording on February 3, 1993 at Alte Oper Frankfurt / Germany
(Hat Art CD 6136)

本作は、90年代中頃であったろうか、私がMyra Melford(B1957)に初めて出会ったアルバム
である。それ以来、ちょっと気になるピアニストとして、全作とはいかないまでも、時々チェ
ックしてきたという、ベッタリではなく程良い距離を保ちつつ、つき合ってきたという関係で
ある。
そんな関係が続いているのも、この最初の出会いが、そこそこの好印象であったからに他なら
ない。出会いが悪いと、その後の関係は途絶えてしまう確率は、著しく高くなってしまう。な
ので、未知のミュージシャンの初めて聴くアルバムは、その後の流れに大きく関わってくるこ
とでもあり、重い意味もあるのだが、その時の流れで、なんとなく選ぶことが多いというのが
実際のところであり、初めて聴くものに最もふさわしくないものを選んでしまい、その悪印象
で、その後、全く関係を持つことなく過ごすというミュージシャンも数多くいるのである。人
生とは、すべからくこんなものなのかもしれない。

御託が多くなってしまったが、以前、記事としたMyraのグループ "Be Bread" の2006年作
"The Image of Your Body"(別頁あり)では、アンサンブルを重視し、コンポーザーとしての
センスも感じるといった内容でしたが、本作当時は、パーカッシブな攻めも混ぜ、ハードア
クションも得意なピアニストといった印象を持っていました。
本作は、ドイツでのライブとなっており、強力な2人のメンバーを従えての3者のプレイは、
緊張感も漂い、アブストラクト、フリーを見せながらも、Jazz本来のノリ、スピリッツも感
じられる構成美もある音楽としているのは、やはり彼女のセンスなのであろうか。

余談になるが、T2 "Parts 1 & 2 Frank Lloyd Wright Goes West to Rest" の曲名中に建築
家 フランク・ロイド・ライトの名前が入っているが、彼女は、幼少期より18才頃までライト
が設計したという家に住んでいたらしい。ライトの建築らしく、窓による開口部も多く、そ
こから差し込む光と影が交錯する魅力的空間だったに違いない。まことに羨ましい限りであ
る。18分以上に渡る長尺のこの曲を聴くと、好奇心旺盛な少女が、家の中を歩き回って探検
しては、驚いたり、怖い思いをしたり、感動したりと、いろいろな空間の発見をしている様子
をついイメージしてしまうのである。

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Myra Melford
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