前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

世紀末からのOrgan-この一枚 part 1

Organというと、いまだにブルージー、ジャージー、グルーヴィー、黒っぽい............と
いうような飾り言葉を使って語られることが多い楽器ですが、これはあまりにも長く続い
たJimmy Smithの影響と一方でそれに代わる革命家の出現が無かったことによる停滞感が
生み出した状況とも言えるでしょう。おそらく今後もその他の楽器としての位置付けは、
変わることはないのでしょうね。もっともOrganにJazzの花形楽器になってほしいとは、
全く思ってもいませんが、あくまでマイナーだからこそのおもしろさという部分になぜか
惹かれるものがあるのでしょう。
さて、そんなOrganですが、まだまだSmithの影響が濃く残るという90年代初頭、ぽつぽ
つと次代の感性を思わせるようなOrganistが出始めてきました。
このブログも始めて、まもなく2年が過ぎ3年目に入るというこの時期、ちょっと振り返っ
てこの次代の感性を感じられるようになってきた世紀末あたりから、Organ界を整理して
見てみるのも良いでしょう。まあ、あくまで自分の中での整理が目的なんですが、ついで
に記事にしてしまいましょう。
(Smith以降の次代の感性として忘れてはならないLarry Youngという存在がありますが、
彼は、遠く30代という若さで亡くなっており、ここでの世紀末からという枠からは外れ
ますので除きますが、ここであげる次代のOrganistも、何らかの形でYoungの影響を受け
ている者も多く、今さらながら彼の残したものの大きかったことを思い知らされます。)


Conference de Presse / Eddy Louiss & Michel Petrucciani (Rec. 1994)

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初めてLouissに出会ったのは、だいぶ昔のことだが、私にとって世紀末頃からの第2期
organ期とも言える時期の初期段階で推進力ともなった、師匠格の存在。
60年代後半のorganistとしてデビューした頃の、才気ほとばしるようなプレイは、革命
児Larry Youngとは、また違った形の次代のorganを提示したと言えるのでは、ないだろ
うか。欧州のorgan界に残したものは大きい。
本作は、50代半ばというベテランの域に入ったLouissが、organとpianoのデュオという
斬新なアイデアをもって、当時のフランスにおいて、Jazzアルバムとしては、かなりヒッ
トしたものとなったが、内容を聴けば納得。この編成からは、想像できないほどの、全編、
ドライヴ感にあふれた痛快極まりない理屈抜きに楽しめる内容となっている。
この2人のキレキレの丁々発止のプレイに、これ以上のことばは野暮というものだろう。
世紀末以降という枠では、2001年録音のGallianoとのDuo "Face to Face"(別頁あり) も
捨てがたい。
記事は → こちら


3 Bex / Emmanuel Bex (Rec. 1998)

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3つの異なるユニットでのライブという内容の本作ですが、中でもClaude Barthelemy(g),
Stephane Huchad(ds)とのユニットによる "Where ?" は、私のBexの評価を決定づけた1
曲。なぜ、Bexなのか、全てはこの一枚に凝縮されている。普段は、ブルース感覚を表に
出さないBexだが、Liveというリラックスした中にも一発勝負の緊張感も混在する特別の
環境下で、奥に潜んでいた濃厚なブルース感覚も見せる。尋常ではないキレを見せる一発
屋 Bex の現時点での間違いなくベストアルバム。参加メンバーもすごい。
何だかどこぞのCDショップの宣伝マンみたいな口調になっちまった....................(笑)。
記事は → こちら


Electric Tonic / Medeski Martin & Wood (Rec.1998)

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全編即興、全曲無題という彼ららしいスリリングなLiveをとらえた一枚。
Organでの、こういったパフォーマンスも過去にあまり例が無く、Jazz Organ史を考え
た場合、歴史的価値もあり、John MedeskiというOrganistを知る上でも価値ある一枚。
記事は → こちら


Burn'in the Blues / Jeff Palmer (Rec.1999)

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Larry YoungからGoldings, Versace, Yahelへとつながる間の世代(B1951)の次代の感性
を持ったオルガニストとして目立たない存在だがおさえておきたいオルガニスト。
先進性、独自性に富んだ感性は、ワン・アンド・オンリー。孤高のOrganist。
記事は → こちら


In The Brink of an Eye / Sam Yahel (Rec. 1999)

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当時、次代を担うコンテンポラリー系オルガニストとして、Goldings, Versaceとともに
常に比較される対象でもあったSam Yahelですが、近年、オルガニストとしての露出が
めっきり減ってしまい、近作ではオルガニストのリーダー盤でめぼしいものがありません。
そこが、一番の問題とも言えるYahelですが、次代のオルガニストとして期待していた彼
だけに、この辺でリーダーアルバムでも出して、安心させてもらいたいところです。
次代のオルガンを感じさせる盤としては、Joshua Redman絡みのものが、いずれも好内容
ですが、記事にすることを、すっかり忘れちまっていたようで、この辺はいずれ近いうち
に記事とすることにして、ここではYahel初期の次代のオルガニストとして、注目されてき
た頃の本作を選んでみました。
しかしながら、近作から選べないという状況を作りだしているYahel に、やはり問題あり
というところでしょう。
記事は → こちら

JAZZ-organ 88 
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