前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Sugar Free / Jaskuke 3yo




  1.Don't Even Swing
  2.Reality Known
  3.Mc M'ca
  4.Rhythm Changes
  5.Sonni
  6.U No Who I am
  7.Chili Spirit

Slawek Jaskuke (p)
Krzysztof Pacan (b)
Krzysztof Dziedzic (ds)
Recorded studio S-2 S-4 of the polish radio s.a. October 2003
BCD CDN 3 (BCD Records)

ポーランドのピアニスト Slawek Jaskuke(B1979) による前作 "Live"(ALLEGRO 003)に
続く2作目は、全てJaskukeのオリジナルとなる全7曲。

一聴して、ダイナミズムと思い切りの良さを感じるピアノである。
音楽、とりわけアドリヴという部分に関しては、そこに迷いがあったり、考えたり、音を
探ったり................といった思考と関わる部分が多かれ少なかれ感じられるものである。
また、心というフィルターを通ることなく、体で覚えた指の動きが、そのまま出てしまい、
興ざめさせられることも度々経験することではあるが、その差こそあれ、ほとんどのミュ
ージシャンにとってこれは、避けられないことなのかもしれない。そしてこういったこと
がいかに少ないか、即ち心と実際放出される音との間に介在するものなく、かつタイムロ
スなく直結しているかが、優れたインプロバイザーとしての一つのバロメーターとも言え
るのだろうか。

その点このJaskukeのピアノは、直感的というか、心の叫びがそのままタイムロスなくそ
のままピアノの音として出てきていると感じられる部分が非常に多いと思えるのである。
この辺のことは、もうことばでは説明しきれない領域であり、ことばで説明しようとする
と字数も使い、わけのわからないものになってしまうが、全ては、己の感性が瞬時にそう
受けとめる感覚であり、そもそも音楽とはそういうものであろう。ましてや、即興性の強
いJazzという音楽においてはなおさらのことである。

単調と思えるほどの一切の虚飾を排したかのようなストレートに突き進むビートをバック
に、ためらいなく打ち込んでくる現代感覚にあふれた乾いたタッチのピアノは、混じりっ
気の無いピュアさと力強さにあふれており、もうこれだけで、多少の荒っぽさはあるもの
の、この感じさせてくれる可能性こそがこのピアニストの最もすばらしいところであろう
か。
凄腕の使い手が多く潜むポーランド、なのに入手に困難を極めるという盤が多い、リスナ
ー泣かせのポーランド、そしてなぜか仄暗いものをイメージしてしまう、そんな謎の多い
ところもリスナー心理を煽るというか、なかなかの危険地帯のようだ。
2003年録音という本作だが、いま現在の彼のピアノを知りたい。

JAZZ-piano 52
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