前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Strange Unison / Open Loose

Strange Unison-1


  Tony Malaby (ts)
  Marc Helias (b)
  Tom Rainey (ds)
  
  Recorded May 11-12, 2007
  by Andrew Felluss at 58 North Six
  Media Labs, Brooklyn, NY.
  RL013 (Radio Legs Music)

Strange Unison-2

  01. Graveling
  02. Blue Light Down the Line
  03. Sonic Rights
  04. CBJ
  05. Illustrate
  06. Circling
  07. Johnas and Marks
  08. Irrational
  09. Silent Stutter

Mark HeliasをリーダーとするOpen Loose名義のアルバムですが、購入のターゲットは、
Tony Malaby。
内容は全曲Helias のオリジナルとなる全9曲。

このアルバムは、1年位前からDUに、発注→未入荷キャンセル→再発注というパターンを
3度ほど繰り返しても、結局入荷せずあきらめていたのですが、偶然、いままで扱ってい
なかった他店で発見し、やっと巡り会えました。
Open LooseでのMalaby を聴くのは本作が初めてになるのですが、最初に聴くのは、こ
の霊気を含んだかのような怪しげなジャケットもあり、どうしてもこれにしたいと思って
いたのですが、入手まで1年以上を要するという大仕事になってしまいました。

さて、内容の方ですが、苦労の末の入手であったこともあり、なかなかの魅力盤です。こ
のメンバーで、ピアノレスのサックストリオということで、かなりフリーキーな絶叫モー
ドの展開も予想されたんですが、意外や、怪しげに脅しも入るいつものMalaby とは、ち
ょっと違った雰囲気です。比較的オーソドックスな展開の中でメロディアスに円熟味も見
せてくれますが、そこは、Malabyのことですからオーソドックスとは言え、通常のメイン
ストリーマーのテナーとは、ひと味も二味も違い、適度な現代感覚も加味した味加減は、
実にいい塩梅に仕上がっており、また違ったMalabyの魅力の出た一枚となっています。
こういったものを耳にすると、タイプは全く違いますが、Archie Sheppを思い出してしま
います。彼は、前衛の闘士としてバリバリ活動していた時代にも、時々オーソドックスな
スタイルで魅力的なテナーを聴かせてくれ、全く本作と同じように、そのひと味違ったオ
ーソドキシーが非常に味わい深いものでした。

ワイドレンジの対応力と独特の柔らかな音をもってグルーヴィーに粘り、うなるHeliasの
ベースの理屈ぬきのカッコ良さ、これまた木質の柔らかさを思わせるテナーを自在に操る
Malabyの柔軟な感性、緩急自在のドラミングをみせるRainey、これらが絶妙にブレンド
され、普通の中に見え隠れする普通でないものの存在が、怪しい魅力を放つ。
技を出し切っていない、十分な余力を残した中でのこれだけのパフォーマンスを見せる
Tony Malaby、テナー奏者としての大きさを感じる一枚でもありました。

関連記事)● Voladopes / Tony Malaby's Apparitions
     ● Pas De Dense / Daniel Humair, Tony Malaby, Bruno Chevillon
     ● Panoramic / Steve Cardenas

JAZZ-sax 34 amazon quick link
Open Loose
スポンサーサイト

Newer EntryBallads and Burton / Ann Burton

Older Entry巡回パトロールの巻

 

Comments

Edit
おはようございます。

残念、先を越されてしまいましたね。

トニー・マラビー、最近今までと違った音楽感をもった方向へ進んでいるみたいですが、一箇所に留まっている人ではないようですね。

このCDの内容はJ Worksさんのコメントでかなり理解できたと思います。

 欲しい!

EditRe: タイトルなし
tam.raさん おはようございます

いやあ、この盤の入手にはほんとに苦労してしまいました。
初回プレスがもう無かったようでしたので、あきらめて
いたのですが、今出てきているのは、たぶん2回目のもの
なのでしょうかね?

Malabyは、絶えず先を見ているタイプなので、時とともに
動くタイプだと見ています。
その辺の姿勢も惹かれるところでしょうか。

しなやかで自由なMalabyの感性が魅力の一枚。
Heliasのベースもいいです。

Leave a comment







2
3
4
5
6
7
8
9
10
12
13
14
15
16
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 07