前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Fourth Dimension / Maciek Grzywacz

Fourth Dimension



  01. Element of Truth
  02. More than Six
  03. At the Beginning
  04. Fourth Dimension
  05. Formula
  06. Part of the Plan
  07. I Know It When I See It

 Maciek Grzywacz (g)
 Maciej Obara (sax)
 Michal Baranski (b)
 Lukasz Zyta (ds)
 (EMG 004) 2009

2011年の最新作 "Black Wine"(別頁あり)で初めて出会ったポーランドのギタリスト
Maciek Grzywacz(マチェク・グジィヴァチュ)、この最新作では、小細工なしのギター・ト
リオというフォーマットでコンテンポラリーな質感に溢れた目を見張るようなプレイが飛び
出し、度肝を抜かれてしまいましたが、彼の前を洗ってみないことには、おさまりがつかな
いということで、まずは2009年の前作を見つけ出してきました。

最新作のトリオというフォーマットに対して、こちらは、伸び盛りのMaciej Obara(マチェイ
・オバラ)のSax入りのクァルテット編成、フロントにSaxが入ることにより、Grzywaczのギ
ターの役割、内容もだいぶ違ったものになってくると思われますが、そんな中で約2年前とい
う時期の彼がいったいどんなプレイをしているのか、興味深いところです。

初っ端からGrzywaczのモーダルなソロが飛び出し、いきなりの手応えを感じる展開に、期待
もピークになろうというものです。
まず、気がついたのは、音の質の違い。上述の最新作では、エフェクトにより、かすかな歪み
を加え、Scofieldにも通じるような刺激臭を漂わせていたのですが、本作では、感性の質は違
うにしても、音色など技術的な部分では、多分にMethenyを思わせるものがあるということで
しょうか。
しかしながら、こういったScofieldやMetheny世代のギターを通過してきたと思われるかすか
な痕跡を感ずる部分はあるものの、そのギターは、彼ら先人の残した成果に独自のアイデアを
プラスし、確実に前へ進めたと思われる今現在から未来を感じる感性を備えており、そのモー
ダルなプレイから繰り出されるフレージングにも、限られた人にしか感じ得ないようなものが
あり、やはり私にとっては、きついマークをもって対応しなければならない感性であること、
再確認できた本作でもありましたが、全ては、こういった感性との出会いを求めての活動でも
あるわけですから、幾ばくかの達成感とともに、望む展開に一人ほくそ笑んでおります。

そして、Maciej ObaraのSaxはもちろんのこと、Michal Baranski(ミハウ・バランスキ)、
Lukasz Zyta(ウカシュ・ジタ)のリズムセクションのすばらしさ、この先進性とともに、ハイ
・センスを備えたクァルテット、NYシーンの中に当てはめてみてもトップ・レベルと感じら
れるものがあります。Maciek Grzywaczの先進性に富んだギターとともに、あらためて現代
ポーランド・ジャズのハイ・レベルを実感できたこと、かなりの収穫と感じてます。

JAZZ-guitar 27 
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