前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Are You Happy Now / Yoshiaki Masuo

Are You Happy Now
 
  01. Small Steps
  02. Snap Jam
  03. Josephine
  04. For The Old Boys
  05. Miles Run
  06. Skating in Central Park
  07. Walkin' Around
  08. E. J.
  09.Are You Happy Now

Yoshiaki Masuo (g)
Larry Goldings (org)
Lenny White (ds)
Recorded February and May, 1996 at The Studio, NYC
SSC 1083D (Sunnyside)

増尾好秋(B1946)をリーダーとするアルバムではありますが、Larry Goldings(B1968)を
ターゲットとしての購入。内容は、増尾曲8、John Lewis曲1の全9曲。

増尾氏には悪いが、ここでの興味の焦点はただ1点、20代の若手のオルガニスト Goldings
のチェック、それが目的での当時の購入でありました。
この90年代後半という時代は、Organ界では、50年代後半からのJimmy Smithの影響が
まだまだ色濃く残っているという時期で、Smithに変わる革命家の出現が無かったことも
あり、その停滞感こそが、オルガンをその他の楽器というレベルにしてしてしまった大き
な要因の一つと見ることもできるだろう。
増尾好秋は、早稲田大学出身で彼の所属していた音楽サークルの同期にはタモリがいたと
いう話は、よく聞く話である。彼は、70年代にSonny Rollinsのバンドに在籍経験があり、
その後80年代半ばから2008年までニューヨークのソーホー地区に本格的レコーディング
スタジオ "The Studio" を所有しプロデューサーとしても活動していたため、ミュージシ
ャンとしての活動ができない状況が、ずっと続いていたが、2008年のThe Studio閉鎖に
より、演奏活動に復帰している。本作はそういった状況の中、彼自身の "The Studio" で
レコーディングされたものである。
増尾氏のギターについては、本作のタイトルにも表れているが明るく、ハッピーな質感を
持つなど私の求める世界とは一致するものが少なく、申し訳ないが私がそれについてコメ
ントするのも適切でなく省略させていただくことにする。

さて、Goldingsですが、いろんな面で未開拓で、まだまだ平均的ななプレイに終始してい
るというのが本作の全体的印象ですが、しかしながら本作中の1曲T3 "Josephine"でのソ
ロを聴くと、この後2000年前後にかけ、急成長を見せるその片鱗を垣間みることができ
納得です。この96年当時、特にオルガニストの絶対数も少ないオルガン界にあって、次代
の感性をイメージさせてくれるようなオルガニストも少なく、流れのない淀んだ空気が立
ち込めていたような印象がありましたが、そんな中で出会ったこの1曲の中に、わずかな
希望の光を見つけ、ちょっとだけホッとしたような気持ちになったのを記憶しています。

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増尾好秋
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