前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Black Wine / Maciek Grzywacz Trio

Black Wine-1 Black Wine-2

Maciek Grzywacz (g)
Yasushi Nakamura (b)
Clarence Penn (ds)
Recorded at Sound and More studio in Warsaw, on Nov 15th 2010
(Black Wine Records) 2011

01. Zoom Zoom (C. Penn)
02. Even Eights (M. Grzywacz)
03. Brothers (M. Grzywacz)
04. Black Wine (C. Penn)
05. A Song (M. Grzywacz)
06. No Changes (M. Grzywacz)
07. Akurat (M. Grzywacz)

ぜひ聴いてみたいと思っていたポーランドのギタリスト Maciek Grzywacz(マチェク・グ
ジィヴァチュ)、しかもClarence Penn、中村恭士を従えてのトリオというフォーマット、
彼を知るには、ダマしのきかないベストな形での出会いということで、期待も高まります。
内容は、Grzywacz曲5、C. PENN曲2の全7曲。

Grzywaczは、今回が初めてということで、年令など詳しい情報もないのですが、一聴した
ところ、Scofieldあたりを通過してきたと思われるかすかな刺激臭を感じます。
本作に至る過程を知らず本作のみで、とても全てを判断することはできませんが、一定のダ
ーク、シリアスを保ちつつのプレイからは、やたらテクニカルに激しく刻んでくるといった
印象はないものの、ここぞの場面では容赦のない速いパッセージをもって切り込んでくるな
ど、その技の使いどころを心得た、そして緩急のバランス感覚も備えた知性溢れるギタリス
ト像が浮かび上がってきます。

繰り出してくるフレーズにも独自性が感じられ、モダンなセンスとともに、Clarence Penn
の歯切れ良さと粘着質の中村恭士の粘るベースが織りなすタイトで流動性あるリズムをバック
に、その自由に動くプレイからは、ほとばしる才気も感じられますが、精緻で知的な洗練され
た回路を持ちながらも、一方では、ジャージー、アーシー、ラフ感といった彼の原点でもあっ
たであろう泥臭さも失っていない彼のギターからは、広い対応力とスケールの大きさも感じら
れ、久しぶりの胸騒ぎを覚えるような感性との出会いになぜか心落ち着かないものがありま
す。T6 "No Changes" では、多少のフリーぎみのスタートから、途中イン・テンポになり
速めの4ビートで展開されるGrzywaczのソロは、やたらカッコいい。下世話な言い方だが、
これしかない。
こういう展開になってくると、彼の過去にさかのぼって、前を洗ってみないことには、どうに
もおさまりがつきません。相変わらずのことながら、また悪い虫が目を覚ましてしまったよう
です。


JAZZ-guitar 26 
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