前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Human Spirit / Thomas Marriott

Human Spirit-1 Human Spirit-2

1.You Don't Know What Love Is
2.Hiding In Public
3.Human Spirit
4.Low Key Lightly
5.Side Walk
6.Yakima
7.Lisa
8.The Brown Hornet

Thomas Marriott (tp, flh)
Mark Taylor (as)
Gary Vesace (hammond B-3)
Matt Jorgensen (ds)
Recorded April 15th, 2009 at Avast Studios, Seattle, WA
ORIGIN 82588 (ORIGIN RECORDS) 2011

シアトル界隈をホームグラウンドとし、全米屈指のトランペット・コンテスト
「カーマイン・クルーソー・ジャズ・トランペット・コンペティション」優勝者でもある
Thomas Marriott のセルフプロデュースとなる本作ですが、購入ターゲットは、オルガン
のGary Versace(B1968)。
内容は、Marriott曲5、Duke Ellington曲1、Miles Davis曲1、他の全8曲。

冒頭1曲目のスタンダードナンバー "You Don't Know What Love Is"から高速4ビートの
MarriottとVersaceの疾走感溢れるソロが飛び出し、まずはこれでハートをキャッチしよう
という展開だ。
Versaceのオルガンは、コンテンポラリーな質感を前面に出したモーダルな速い展開のソロ
で、このエリアでは中心的存在として成長したことを感じさせてくれるものがあります。
そしてMarriottですが、コンペ優勝者というだけあり決してテクニシャンタイプではないも
のの技術面では、安心して聴いていられるものがあります。asのMark Taylorは、共に活動
することも多く、なかなかの強力コンビのようです。
Marriottは今回が初めてで他盤を聴いてないので、本作だけでは何とも判断しがたいところ
もありますが、このグループのサウンドを聴いていると電化に走る以前のMilesのコンボが
頭に浮かんできますが、あれほどの緊密でスリリングなモード感はなく、わずかな現代版
ハードバップ臭といったものも感じます。
Versace参加作では、当ブログでも記事歴のある2002年録音でやはりトランペットがリーダ
ーのIngrid Jensenの"Now as Then / Project O"(別頁あり)あたりを思い出してしまいます
が、当時のVersaceとは進化もあり、感性の質は変化してきており、こういった2管編成で
トータルなサウンドも重視した一種の決められた形あるサウンドの中ではVersaceの感性は
十分生かせないというのが私の感覚で、もっと個を生かしたコンテンポラリーな質感溢れた
中でこそ最も活き活きし且つ能力も引き出されるオルガニストというのが私の見解でもあり、
またそうあってほしいというのが願いでもあります。

全体を通して、Marriottのオリジナルよりも他の3曲の方が、魅力的且つ出来が良く感じる
のは単なる私の好みだけでもないでしょう。こうもはっきりわかれるのもめずらしい。

Gary Versaceに関しては、このブログでは、本作以外にも多数関連記事がありますが、ここ
に表記しきれませんので、必要な方はお手数ながら検索 "Gary Versace" よりお入りくださ
い。

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Thomas Marriott
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