前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

The Art of the Jazz Organ Trio / TRI-OCITY

The Art of the Jazz Organ Trio

Dave Corbus (g)
Pat Bianchi (Hammond B3 Organ)
Todd Reid (ds)
Recorded July 6-7, 2002 at Greywood Recording Studios Denver CO
SMCD 80017-2 (Synergy Music)

TRI-OCITYは、ギターのDave Corbus(B1960)をリーダーとするグループ。
集中的なPat Bianchi追尾態勢の中から、掘り起こした過去盤である。
ちょっと引いてしまうほど仰々しいタイトルだが、それに反してジャケットがチープでアート
してないところが、余計な部分に費用もかけられないというような、本作リリース当時の彼ら
の状況、事情も垣間見えるようである。

購入のターゲットであるPat Bianchi(B1976)26才時の初期作ということで、期待感というよ
りは、デビュー当時の彼がどんな感性の持ち主で、どんなプレイをしていたのかという点で
非常に興味のあるところです。

一人のMusicianを知ろうとする時、最新の今現在を知ることを基本と考えてますが、過去に
さかのぼり、過去から現在に至るまで、その感性の変遷の流れを知ることにより現在もより
知ることができます。特に前向きな音創りの姿勢を持ち、時とともに変化の激しいMusician
の場合は、一時期の作品だけでは、本質が見えてきません。大きな時の流れの中で変化の流
れを掴むことも必要でしょう。

彼のリーダーアルバムとしては、最新作 "Back Home"(別頁あり)の記事でもちょっと書いて
いたのですが、やはりこの初期作を聴くと決して濃くはありませんが、彼の先輩格である
Joey DeFrancescoの影を感じ取ることができます。そしてかすかに感じていた Jimmy
Smithの影は、やはりSmith直系のDeFrancescoを介してのものという推論に確信が持てまし
た。こうしてBianchiの初期作から最近のものまでを聴いてみると、その感性の変遷の様子も
見えてきます。デビュー当時、DeFrancescoから多くを吸収した彼は、自ずとSmith の遺伝
子も入ったことにより初期には、DeFrancescoとSmithの影が感じられたが、本質的な部分
でSmithよりもLarry Young寄りの感性を持つ彼は、その後、徐々に独自性が芽生え、現在に
至るというような大まかな流れが見えてきます。
こういった彼の初期から現在までの感性の変化を知ると、その彼が持っている新しいものを求
める部分をより加速させ、organ sceneに新しい風を吹き込んでほしいなどと過度な期待も持
ってしまいますが、現時点(2011年)では、感性面で近い Sam Yahel や Gary Versace の強
力なライバルといった感じでしょうか。

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