前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Pas De Dense / Daniel Humair, Tony Malaby, Bruno Chevillon

Pas De Dense-1 Pas De Dense-2

Tony Malaby (saxophones)
Bruno Chevillon (contrebasse)
Daniel Humair (percussions) 
ZZT 100404 (ZigZag) 2010

Tony Malby参加のサックストリオということで、私としては避けて通ることの許されない
という1枚。
Daniel Humair(b1938)とBruno Chevillonは、このブログでは
"Liberte Surveillee / Daniel Humair"(別頁あり)でもおなじみの2人。その盤では
Ellery Eskelin(ts), Marc Ducret(g) らとともに、稀に見るスリリングなパフォーマンスを
見せてくれたが、今回は現在NY Underground Sceneのファーストコールテナーとも言う
べきTonyMalabyを引きずり込んで、どんな展開になるのか期待も高まります。

全編自由度の高い12曲ということで、曲名も "Sequence HCM 1~12" と、そのフリーな
内容をイメージさせるようなものとなっている。後からとりあえず付けたということなので
あろう。
誰かが誰かのバックにまわるというのではなく、3者均等の絡みで進行していくが、そこに
は互いのアイデアに耳を傾け感じ取ろうとする集中とそれに伴う緊張感が張りつめた空間を
生み出しており、聴く側にとってもいい意味での緊張感を強いられるアルバムとなっている。
トーン、音色、無音、フレージング、リズム、相互作用、密度、ボリューム、パルス..........
あらゆる要素を駆使しての3者の絡みは、音楽としてのストーリー性をも感じるような流れも
見せており、その相互交換の密度の高さをうかがわせる。

録音時72才というHumair、ドラミング自体も刺激に満ちたものだが、この年にして、この
強烈な前進意欲を維持していること、これも大変な才能に思える。攻めのベースラインから
刺激のパルスを発信するChevillon、そしてフルートのような音まで出してしまう多彩なトー
ン、循環呼吸によるロングトーン..................など、あらゆるテクニックを駆使し縦横無尽な
展開を見せるMalabyのブロウ、久しぶりにその緊張感で、聴いた後に心地良い精神の披露感
を覚えるアルバムだ。

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Daniel Humair
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Comments

Edit
これは反応せざると得ませんね。
2010年に出たばかり、中古市場にはまだ出てこないかも知れませんが探します。
魅力的なメンバ、しかも3人。
ダニエル・ユメール、私も同じような趣旨のことを書いたように記憶していますが、70歳代で何でと思わせますね。 怪物かも。
EditRe: タイトルなし
tam.raさん おはようございます

やはり、こういうアルバムに向かうと
喝を入れられたようで身の引き締まる思いであります。
とともに、Humairのように刺激に満ちた72才になりたい。
でも、ちょっと無理かなぁ!
Edit
J works さん、今晩は。

先週行ったライヴのクゥオテット二人のミュージシャンは70代でした。
お二人ともそこいらの若者よりも活き活きしていて、年齢を感じさせないプレーを聴かせてくれました。

いつも現在進行形、これが刺激的で若さの秘訣かも!

EditRe: タイトルなし
まん丸さん おはようございます

少年時代に見たちょっとしたこばなしに不老長寿の秘薬の開発に
夢中になっている人のはなしがありました。
彼は、もうかなりの年になっていましたが、秘薬の開発という
目的をもって活き活きとした毎日をおくっていました。
長年の念願が叶ってやっと開発に成功すると、目的を達成
した彼は、生きる目的を失って、一気に老け込んでしまったとか、
少年時代に読んだはなしですが、今考えると非常に鋭いところを
突いていたと思えます。
常に目標を持って生きることが「若さの秘訣」なのかもしれませんね。
現在進行形、そうですね、今の動きに絶えず敏感なことも必要ですね。
でも70代、私にはまだまだ先のはなしです(笑)。

今回被災された方々には、これからを生きるために今、何よりも
「希望」という目標が必要なんでしょうね。これが無いと
人は厳しい。何とかしてやりたい。

クゥオテットってQurtetですよね。日本だとクァルテットという
のが標準スタイルなんですが、英語圏の人のカタカナ表記には
なるほどと思わされます。

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