FC2ブログ

前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Looking Back / Dan Schwindt

Dan Schwindt-1 Dan Schwindt-2

Dan Schwindt (g)
Pat Bianchi (Hammond B3 Organ)
Chriss Lee (ds)
Recorded January 13-14, 2005 N.F.A. Studios, Denver, CO
001 (自主制作)

ギタリスト Dan Schwindt (ダン・シュウィント?)名義の自主制作盤ではありますが購入の
ターゲットはオルガンのPat Bianchi(パット・ビアンキ)。
Pat Bianchiは、以前から存在は知っていたのですが、私の求める感性の持ち主ではないで
あろうということでずっと手を出さないできたオルガニストでした。今回は若手のギタリス
トDan Schwindtのリーダー作でもあり、この初物ギタリストの確認、検証を兼ねて、遅れ
ばせながら手を出してみたといったところでしょうか。
内容は、全9曲Schwindtのオリジナル、自主制作盤でもあり勝負の姿勢が見えます。

さて、まずギターのSchwindtですが、感性としては今の感覚を漂わせるコンテンポラリー
系といった印象です。感性の質としては違いますが、エフェクトなど音使いの面、そして
フレーズなどに、ごく部分的ですが、明らかにScofieldの影を見ることができます。こうし
てScofieldを聴いて育ったと思われる次の世代のギタリストとの出会いに感慨深いものがあ
ります。
基本的にはScofieldのような重度の変態性はなく、私としては寂しいことではありますが、
もう少し真っ当な道を歩んでいくのではと思わせるギタリストです。
ただ、この辺の感性の表れ方も共演者に大きく左右される場合も多く、おそらくまだ若い
であろうSchwindtにとっては、進歩的コンセプトを持ったミュージシャンの中でもまれれ
ば、伸びる可能性を持った素材という印象で、次回作も聴いてみたいと思わせるものがあり
ます。

そしてPat Bianchiですが、出発点はJimmy Smithと思われる感性で、ちょうどJoey
DeFrancescoのようなといったらわかりやすいでしょうか。所々でSmithのキメのフレーズ
が出てしまうあたりも似たものががあります。30代と思われるBianchi ですが、Goldings,
Yahel, Versaceあたりと比べると現時点で先進性という面では希薄かといった印象で、メイ
ンストリームとコンテンポラリーの中間といったところでしょうか。
強い個性はあまり感じられないので、彼のめざしたい音楽がどの辺にあるのかわかりません
が、Schwindt同様、進歩的ミュージシャンとの交流がないと進化は期待できません。
テクニック面もしっかりしたベースはあり、可能性を十分残した年令でもあるので、期待し
たいところです。いずれにしても本作のみでは、わからない部分もあるので他盤もチェック
してみようと思います。

本作全体を見れば、コンテンポラリー系の感性のSchwindtとどちらかと言うとメインストリ
ーム寄りの感性のBianchiが、互いに引っ張られて全体としてその中間的サウンドが出来上が
ったという感じで、今の空気感を漂わせたオルガントリオ作として、十分楽しめる内容のある
盤として評価できるものとなっています。


Pat Bianchi-Take The Coltrane


JAZZ-organ 53 amazon quick link
Dan Schwindt
スポンサーサイト




Newer Entry John Scofield / Live 3 Ways

Older Entry東北関東大震災 3

 

Comments

Leave a comment







1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10