前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Words Beyond / Alon Nechushtan

Alon Nechustan-1 Alon Nechustan-2

Alon Nechushtan (p)
Francois Moutin (b)
Dan Weiss (ds)
Recorded April 12, 2010 at Acoustic Recording Studio, Brooklyn, NY
br024 (buckyball)

1.Muppet Shock
2.Different Kind of Morning
3.Sppinning the Clouds
4.Dr. Master Plan
5.Spring Soul Song
6.Secret Short / Short Secret
7.Entranced
8.Heartbreakthrough
9.The Traveler

Discographyなど過去の参加作などを見ると結構ダークなイメージのものに関わっている
ということで少なからず関心を持っていたピアニストのAlon Nechushtanですが、生ま
れ、生い立ちなど詳しい情報がなくよくわかりません(ユダヤ系?)。この素性がよくわか
らないというあたりにも、吸い寄せられてしまいます。
NY, ブルックリン系、アンダーグラウンド系の先進的多くのミュージシャンとの交流があ
ったようで、その辺の音楽性にも期待し、またFrancois Moutin(b), Dan Weiss (ds)とい
うメンバーにも大いにそそられての購入です。
内容は、全てNechushtanのオリジナルによる全9曲。

さて、一通り聴いてみると、Tzadikレーベルからのリリース歴もあることから予想そして
期待していたようなダークなイメージは無く、どちらかというと明るくカラッとしたもの
をイメージするようなサウンドです。その点では自分の指向とはちょっとズレがあり、ハ
ズしたかとも思ったのですが、ちょっと気になる曲などリピートしたり、あらためて聴い
てみると、2人の強力な共演者もあり、その全体としてのサウンドは、色彩感とともに動き
のある刺激に満ちたコンテンポラリー・サウンドを創出しており、そこで展開される多様
な要素からは、彼の幅広い音楽性も感じとれるのだ。
またそこには、現代を生きる他の多くの若手ピアニスト同様、かすかなキースの影も感じ
とれるのだが、他と違うのは、そこにこだわり引きずったものはなく、あくまで過去のス
テップでしかないものであり、自らの音を創り出す明確で強い意志が見えることであろう
か。実際、これまでの彼の音楽的体験他を通して、いろんなものを吸収してきたであろう
彼のピアノにはいろんな要素も感じつつも、それ以上に彼独自といっていいカラーを感じ
ることができるのだ。技術的にも左右両手のバランスの良さを感じるピアニストだという
印象を受ける彼のプレイである。
また、多くのピアニストが陥る、キレイにまとめよう、収めようという姿勢が見えないの
が潔い。T8 "Heartbreakthrough" ではリリシズム溢れた彼の一面も見せてくれるが、そ
こからは「見せかけの美」には、決して感じ得ない強い美を感じ取ることができる。
その終始攻めの姿勢の55分からは、可能性も見えてくる思いがする。

初物ピアニストということで、彼中心の記事になってしまいましたが、Moutin, Weissの
働きがあったればこその本作であり、ある意味、彼らの能力がNechushtanに潜む能力を
引き出した一枚とも言えるかもしれない。

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Alon Nechushtan
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