前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Karolak-Szukalski-Bartkowski / Time Killers

Time Killers  Wojciech Karolak (org, synthsizer)
  Tomasz Szukalski (ts, bs)
  Czesaw "Maly" Bartkowski (ds)
  Recorded December 1984, Polish Radio, Warsaw (POL JAZZ CD 62)

  1.Anniversery Blue
  2.Double - B
  3.Gem
  4.State Train
  5.Trata - Tata
                   6.Pass into Silence
                   7.Time Killer

ポーランドのオルガン奏者 Wojciech Karolak(B1939) をターゲットとしての購入ではありますが、同じポーランドのsax奏者Tomasz Szukalski(B1947)の
参加も魅力の本作は、全てポーランドの3人の連名作となっている。

本作はシンセサイザーを大胆に取り入れた当時としては、非常に新しいサウンドでポーランドジャズシーンにおいては、80年代の重要な意味を持つ一枚として
評価されているようだ。
確かに私もこれだけシンセをふんだんに使っているJazzは、あまり聴いたことがことがない。シンセはソロにバックにフルに使われており、そのサウンドは、
時にはフルバンドが、時にはオーケストラがバックに控えているかのようなとてもトリオという小編成のバンドとは思えない全体としてスケールの大きな音楽
となっている。このサウンドの源ともなっているKarolakの手腕によるところ大というところだろう。
ただ、Karolakのオルガンソロ、キメのフレーズでJimmy Smithのフレーズが時々顔を出すのは、この新しいサウンドを目指した音楽のイメージの中で古さと
ともに違和感を感じてしまい、もったいない。多くのOrganistがこれをやらないとオルガンにならないという変な考え違いをしているようで、この悪しき習慣
は21世紀に入って10年を経た現在も度々耳にする。それだけJimmy Smithの影響力が大きいということでもあるのだろうが、この呪縛から抜け出さないと、
先には進めない。

さてColtrane直系とも言われるSzukalskiですが、本作録音時の30代後半では、単なるフォロワーの域は脱し独自のカラーを備えた才気に溢れたSax奏者という
印象を受けます。力強さと抜群の歌心を基本に持ち、若干のハードボイルド感とかなり自由な展開まで対応可能と思える先進性も見えてきます。
かなりヒートするタイプでグイグイ曲を盛り上げていく、そのあたりが彼の持ち味でしょうか。そんな彼のbsによる T6 "Pass into Silence"は、ヒートする気持
を抑え気味にクールに歌うBallad。都会の孤独感をイメージさせるような、かすかなハードボイルド感とともに哀愁漂うこの曲は、私のお気に入りのSax Ballad
の1曲ともなっています。


                 Live in Tygmont 2010
                 Jerek Smietana(g), Wojciech Karolak(org), Adam Czerwinski(ds)
                 行動を共にすることも多いポーランドのベテランギタリスト Jerek Smietana(B1951)
                 のグループでのKalolak。
                 

JAZZ-organ 52
スポンサーサイト

Newer EntryMy Lullaby / Agnieszka Skrzypek

Older EntryUncommunicado / Evgeny Borets

 

Comments

Leave a comment







1
2
3
4
5
6
8
9
10
11
13
14
15
16
17
18
19
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
> < 11