前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Seismo / Jurgen Friedrich

 Seismo-2.jpg

Jurgen Friedrich (p)
John Hebert (b)
Tony Moreno (ds)
Recorded January 24th 2005 PIT3017(PIROUET)

1.Resin
2.Coincidence
3.Versunkene Stadt
4.Whirlygig
5.Balsam
6.Fagus
7.Karussell
8.Velvet

ドイツの個性派と言ってよいであろうピアニストの2005年作。
Friedrich曲6、Hebert曲2の全8曲、作曲面でも光るものを感じる内容。

内省的リリシズムを基本としながらも、聴いた瞬間から暗い世界に引きずり込まれる
ような特異な感性に心が動く。欧州耽美系ピアニストの褒め言葉としてよく使われる
「硬質、透明感」というようなありふれた形容詞は当てはまらない。湿り気のある濡
れた音と重めのタッチとでも言ったらよいのであろうか、一音に密度を感じる。
ロマンの香り漂うBalladにおいても、流れてくる不穏な空気が甘さを押さえ込んでし
まう。
この明るさなど微塵も無い徹底したダークネスと抑制の効いたプレイは、多くの若手
ピアニストが陥る手クセ多用の速弾きという誘惑にも負けず、その一音には、このピ
アニストの意志の強さを感じとることができる。
オーソドックスな4ビートから自由即興度の高い展開まで剛柔・硬軟の振り幅も広く
その高い対応力と根底にダークなロマンティシズムが流れる妖しさを放つこのピアニ
ストは、ちょっと私的要注目だ。

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Jurgen Friedrich
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