前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Life Between / Angelica Sanchez

Life Between



  1. 514
  2. Federico
  3. Name Dreamer
  4. Black Helicopters
  5. SF 4
  6. Blue & Damson
  7. Life Between
  8. Corner Eye

Angelica Sanchez (p, wurlitzer, ep)
Marc Ducret (g)
Tony Malaby (ts)
Drew Gress (b)
Tom Rainey (ds)
Recorded o December 18, 2007 at Systems Two Studios in Brooklyn, NY.
CF128CD(Clean feed)

Tony Malaby夫人でもあるピアニストAngelica Sanchezをリーダーとする本作は、全8曲
彼女のオリジナルという内容。
Sanchezは、以前"Circle Down/Chad Taylor"(別頁あり)でピアノトリオとしての記事歴
もありますので、関心おありの向きはご参考まで。

まず、全体を支配する怪しくもダークな空気感、求めているものに出会えたゾクゾクする
ような高揚感とともに身の引き締まる思いであります。
一般にキレイと言われるような類いのものには素直に反応できず、通常の美の基準に反す
るようなものには無条件で反応してしまい、しかも血湧き肉踊ってしまうというそんなお
いらは病気なのかも。自分でもそういった己の感性には、つくづく手をやきながらも、こ
れも持って生まれた性癖、~は死ななきゃ治らないということで、一生つき合っていかな
ければならないようです。

本作でSanchezは、wurlizer, epを多用しており、それが本作でのクール、モダンなイメ
ージ創りに大いに役立っている。その辺もクリエイターとしての確かな彼女のセンスなの
であろう。
重く淀んだ空間に音の微粒子を散りばめていくSanchezのピアノは、空間に多様な表情を
与えてはベーシックなイメージを創り上げ、そこに唸りそして浮遊するMalabyのテナー
が大胆なタッチを加え、さらには淀んだ空気を切り裂くように切り込むDucretのギター、
あらゆるものを吸収しているここでのDucretのギターは、サウンドに奥行きを与えると
ともに流れの中で新たな視点を提示したりと重要な役回りをしているようだ。
同じギタリストでは、Malaby - Monderという絡みでもいい仕事を残していたが、この
Malaby - Ducretも凄い。圧倒的存在感のMalabyのテナーにキレるDucretのギターは超
ヘビー級バトルといったところか。
Sanchez, Malaby, Ducret, 彼らのソロは、理屈ぬきにカッコイイ、有無を言わせぬカッ
コ良さがある。何よりもそこがうれしい。そして彼らの提示したサウンドイメージは、極
めて魅力的であり、一つの厳しい美の形とも言えよう。

全体を支配する不穏な空気感の中、荒れ地に咲く一輪の可憐な花のごとく、アルバム中の
1曲、T2 "Federico"でのSanchezのピアノが美しすぎる。
そして本作全体を勢いと自制の絶妙なバランスをもって制御するSanchezのコンポーズも
見事!

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Angelica Sanchez
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Comments

Edit
このメンバーに反応してしまいました。
マラビーは方々のCDに加わっていて、探すのは難しいし、量も凄い。
このCD、頭に入れておきます。
EditRe: タイトルなし
tam.raさん おはようございます

なかなかこの類いのものに反応してくれる方はいないので、
うれしいかぎりです。
この種の音に出会うと、思わず引き込まれてしまうものがあり、
あらためて自分は、怪しい世界で生きるべき人間であることを
感じてしまいます。
しかしながら同時にノーマルな世界では、自分を生かせない
という一種の寂しさも感じております。

これに反応するtam師匠も、きっと怪しい人に違いない!

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