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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Tasty ! / MSG(Rudresh Mahanthappa)




 1.Black Jack
 2.Sucking Stones
 3.Installation
 4.Guile
 5.Groove Band Revellion
 6.Traditional
 7.Chant
 8.Waltz for the Anatomically Correct

Rudresh Mahanthappa (as)
Ronan Guilfoyle (b)
Chander Sardjoe (ds)
Recorded September 30, 2006, Ireland 
PL4537(Plus Loin Music)

Rudresh Mahanthappa(B1971)を中心としたグループMSG名義による第一作。
MSGは、3人の頭文字をとったものと思われる。
メンバーの2人は、私にとっては初顔合わせということで、詳しい過去の活動状況はわかり
ませんが、Ronan Guilfoyle (b)はアイルランド出身、Chander Sardjoe (ds)はインドネシ
ア出身らしいということぐらいなのですが、ヘタな知識を入れて変な先入観を持ってしまう
より、本作に限らず音楽には、まっさらな状態で接した方が良いでしょう。
さて、このサックス・トリオというフォーマットですが、Mahanthappaは、これより以前
に"Mauger"という同編成のグループでClean Feedレーベルよりアルバムを残していますが、
録音は本作の方が同年のちょっと前となるようです。

ピアノもギターも入らないサックストリオという自由度の高いフォーマットでのプレイとい
うことで期待も大いに高まるのだが......................

彼のスタイルでもあるアップダウンそして緩急のめまぐるしい展開の中で、コード感に解放
されより自由にウネウネと動き回るアルトは、スリリングでもあり、凄みを感じる部分もあ
るのだが、その自由に動き回った結果として聴く側として求めてしまう高揚感がいまいちと
いう感覚が残るのである。それは聴く側である私の期待があまりにも大き過ぎたということ
も一因なのであろうが、この自由に動き回っているようで、意外と瞬時に先の見通しまでで
きてしまい、計算されたレールの上を突っ走っているというような、自由なようでいて自由
でないとでも言ったらよいのであろうか、妙な感覚が残ることも事実なのだ。事実そうであ
るならば、彼があまりにもキレ過ぎるというとなのかもしれないが、ここは理屈・理論は抜
きにして、無になって、その瞬間を感性の向くままに、ひたすらブロウする、そんな
Mahanthappaをもっと見せてほしいとも思ってしまうのだ。
常に着地点を想定しての飛行ばかりではなく、たまには着地点は飛び出してから成り行きま
かせというある意味、いい加減な部分があってもいいような気がするのだが...................。

前の記事でもちょっと書いているのだが、音楽に惹かれる大きな要素の一つとして、「理屈
ぬきにカッコいいと思えること」と、本作でももちろん十分にそういう部分はあるのだが、
もっと高いレベルでそこを満足させてくれるだけの高いポテンシャルを持っていると認めて
いるからこその贅沢な不満と言えないこともないのだが、高いものを期待されるのは、優れ
たミュージシャンの宿命、しょうがないだろう。いずれにしてもRudresh Mahanthappa、
このMSGは高レベルのメンバーにも恵まれ、目の離せない存在であることに変わりは無さそ
うだ。

Mahanthappaに関しては、下記記事(別頁あり)もありますのでご参考まで。
1.Codebook / Rudresh Mahanthappa
2.Apti / Rudresh Mahanthappa's Indo-Pak coalition


2008年のMSGのLiveですが、本作より盛り上がり感があります。
やはりLiveという一発勝負の環境がそうさせているのでしょうか。
MSG at JJ Smyth's, Dublin September 2008


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MSG / Tasty !

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Rudresh Mahanthappa(As) Chander Sardjoe(Ds) Ronan Guilfoyle(Ac-B) Rec. September 30, 2006, Ireland (Plus Loin Music PL4537) 「Danilo Perez / Providencia(10年、別頁あり)」「Rudresh M...

 

Comments

Edit
こちらからもTBさせていただきます。
サックストリオでファンク・ビートが主体だと、どの曲もパターンが似通ってしまいそうな感じがするのですが、本作ではそんなこともなく、最後まで退屈することなく楽しむことができました。
でも4ビート的なものがメインの方が、先を読めない音楽ができるのでよかったかもしれませんね。
そう思ってマハンサッパ本人も、「Rudresh Mahanthappa & Bunky Green / Apex」の方ではまた音楽の方向性を変えたのだと思います。
EditRe: タイトルなし
naryさん コメント、TBありがとうございます。

Mahanthappaは、作品によりだいぶ表情がかわりますね。
まあその辺の多様性、多彩さも彼の魅力と感じています。

こちらからのTBが届いてないようですので再度トライしてみます。
どうもTBが、同じ条件でやっても入る時、入らない時があるのは
わからないところです。

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