前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Impressions / The Larry Coryell Organ Trio



Larry Coryell (g)
Sam Yahel (org)
Paul Wertico (ds)
2008 Chesky Records

Larry Coryell(B1943)名義のアルバムではありますが、ここはオルガンのSam Yahelを
ターゲットとしての購入。
このアルバムは、Rec. クレジットがなく、はっきりわかりませんが、2008年リリース
されたもので、Yahelのプレイ状態から推測して録音日もそれに近いものと思われます。
内容は、Coryell曲2、Wertico曲1、スタンダード他の全9曲。

Larry Coryellと言えば、Rock, Blues, Country, Jazzなど異種間交配からJazz Guitarの
新しいスタイルを確立したギタリストとして評価もされていますが、私自身もJazz Scene
にデビューした当時の彼、あるいはGary Burtonの "Dustar" における彼のプレイなどに
は、鮮烈な印象を持っていたというギタリストでもあり、特別密なつき合いをしてきたわ
けではなかったのですが、彼のJazz Sceneに残したものの大きさを考えるとイノヴェイタ
ーとして評価していたギタリストでもありました。
そんな昔のCoryellから彼の前向きな音創りの姿勢に期待し、その中でのYahelのorganも
先進性の一端も見せてくれるものと大いに期待しての購入だったのですが、結果はものの
見事に裏切られてしまいました。あの先進性に溢れたギタリスト Larry Coryellの面影は
全くと言っていいほど、どこにもありません。辛い再会です。

さて、ターゲットのSam Yahelですが、リーダーのCoryellが、かなりユルいプレーをして
いるということで、合わせざるを得ません。うまさを感じさせるプレーは見せるものの、
全体に創造性に乏しい音楽となっており、おそらくYahelにとっても、かなり不満の残る
プロジェクトだったと想像します。ここ2~3年ピアニストとしての露出が多く、オルガニ
ストとしての姿勢にも疑問を感じていただけに、たまにはorganでの元気なところも見せて
ほしいものですが、本作は彼の判断材料にはなりません。

本盤でのCoryellのプレイを聴くかぎりでは、イノヴェイター Coyellの役目も完全に終わっ
てしまったという感じでしょうか。かつて共に名作 "Spaces" を残した同世代のJohn
McLaughlinが、いまだに旺盛な前進意欲を見せているのとは対称的です。残念です。

Sam Yahelに関しては、下記別頁もありますのでご参考まで。
1.In The Brink of an Eye / Sam Yahel
2.Views / Jesse Van Ruller

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Larry Coryell

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