前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Electric Tonic / Medeski Martin & Wood

  John Medeski (org)
  Chris Wood (b)
  Billy Martin (ds)

  Recorded Live at Tonic, 107 Norfolk Street, New York City on July 4, 1998
  Indirecto Records (2001)

  01. improvisation 1
  02. improvisation 2
  03. improvisation 3
  04. improvisation 4
  05. improvisation 5
                      06. improvisation 6
                      07. improvisation 7
                      08. improvisation 8
                      09. improvisation 9
                      10. improvisation 10

全編即興にて全曲無題という、まことに彼ららしいNYCは”Tonic”でのLiveパフォーマンスをとらえた一枚。
この彼らの貴重な記録も、リリース当時は、MMWのオフィシャルサイトのみでの扱いということで、その後、わずかに国内でも限定的に扱うところも
あったようですが、入手困難盤となっているようです。

内容は、曲名を見てもわかるように、Liveという待った無し、一発勝負の環境下での全編インプロとなっており、3者の相互刺激により、まさに何が
飛び出してくるのか予測困難というスリリングで緊張感漂う一枚となっている。
本作録音時の世紀末のJazz Organを中心に時代背景なども見れば、革命家的な存在の出現も無く、まだまだJimmy Smithの影響も色濃く残っていた
という状況で、オルガンと言えば、黒っぽさを演出するものとして、ファンキー、グルービー、ジャージー、ブルージー................といった、ある方向に偏った
ものを周囲からも求められる特殊分野として、その他の楽器として位置づけされることも多い分野でもあり、他楽器分野と比べても、ミュージシャンの絶対数
が少ないなどのことや、他の特に先端部で得られた成果が反映されるのにも余計に時間を要し、進化の速度も遅いということが、またマイナーな分野として
位置づけられていた要因でもあるのだろうか。
そんな Jazz Organの歴史を振り返ってみても、本作のような内容は前例が無く、歴史的にも価値、そして意味のある一枚と評価している。
また、本作の結果には、通常、他のオルガニストにはあまり多く見られない専任のベーシストがメンバーとして入っていることも、互いの刺激から発展と
いった部分を生み、好結果に大いに関係しているように思える。オルガニストとしては、少数派とも言える Medeskiの考え方なのだろう。

垣根にこだわらず、Jazzの本道を外れた部分、定型の枠に収まりきれない部分、そして生き物としてのJazzのより細胞分裂の激しい部分での活動は、
ともすると保守層からは疎まれる場合もあるが、全体から見れば、進化のための成果が生み出される可能性も高いエリアであることは、否定できない
ところでしょう。

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Medeski Martin and Wood
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