前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: oldies  

Mojo Hand / Lightnin' Hopkins

Mojo Hand







 Lightnin' Hopkins (voc, g)
 PCD18576(P-Vine)

Blues好きの少年時代の一枚。
今じゃ全く見かけることもなくなってしまったが、小さい頃、時々見かけたのがバナナの叩
き売り、まだバナナが高級くだものとして幅を利かしていた頃の話である。
しまいには「ええい、持ってけ、このドロボー!」なぁんて、決まって手ぬぐいのはちまき
を横で結んでいた威勢のいいとっつぁんである。このとっつぁん、なぜか決まってダミ声だ
った。子供の頃、これを見るのが楽しみだったし、ああいうつぶれた声がカッコ良く見えた
もんだった。
このバナナのとっつぁんと、特に関係はないのだが、今日の記事の主役 Lightnin' Hopkins
も見事なダミ声である。初めて聴いた時は、このバナナのとっつぁんを思い出したもんだっ
た。ライトニンの唱うBluesも、この声だからこそカッコいい。澄んだ透明感ある美声でこれ
を演ったところでおもしろくも何ともないのだ。
一般的な美の基準で判断するところの美声からは、ほど遠い、ある種、浪花節にも通じるよ
うなつぶれた声................こんな形の美もある.................一般的な美の基準で計れないよう
なものの中にどうも自分の求めているものが多くあるらしい.................大事なところに気が
ついた一瞬でもあった。
一般的な美の価値観ほど、あてにならないものはないと思うようになったのも、ひとつにこ
んな出会いがあったからかもしれない。
都会的、モダン、オシャレ、クール、爽やか............彼には、全て「そんなもん冗談じゃねえ
やい!」と言われてしまいそうだ。
テキサス臭ムンムンのダーティーでドスの効いた声、決して鑑賞用に成り下がることはなかっ
た頑固なまでのBluesの塊、それが Lightnin' Hopkins。




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Lightnin' Hopkins



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