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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Real & Imagined / Kait Dunton

Kait Dunton-1 Kait dunton-2

Kait Dunton (p)
Daniel Foose (b)
Ross Pederson (ds)
Recorded February 21-22, 2008 (Kait Dunton Music)

米国の若手女性ピアニスト Kait Dunton によるデビュー作となる本盤は全て彼女のオリ
ジナルとなる全8曲。レーベル名が彼女の名前になつており、自主制作盤と推測されます。

今まで出会ったことのない新しい感性に出会いたいとの思いで終わりのないJazzの旅を
続ける私は、自ずと既知のものよりまったく知らないものに関心が向く傾向がある。
そんなことで購入するCDも自然、初ものが多くなるのだが、CDの買い方も、なるべく
外からの情報を入れず、試聴もせず、今までの経験からカンに全てを任せてというのを
基本スタイルとしており、当然のことながらハズレも多い。しかしながら、それも含め
て楽しみとなっており、吉と出るのか、凶と出るのか、そのワクワク感は、捨てがたい
ものがある。内容が全て分かった状態では、購入意欲は、著しく失せてしまうものであ
る。
ということで、今回のこのDunton嬢のアルバムも、全員知らない人、予備知識ゼロとい
う状態で、唯一頼りとしたのは、ジャケットの表情。全てオリジナル曲のようだし、こ
の表情のようにキリっと辛口の締まったプレイをイメージしてのお買い上げでした。

さて、内容の方ですが、う~むです。
彼女のピアノは、決して甘くはなく、しっかりした技術とメリハリあるタッチも見せ、
それなりの評価は、されるピアノでしょう。
しかし、一番肝心なのは、結果として出来上がった音に魅力があるのかどうか?
ピアノの音そしてその音楽には、そのピアニストのそれまで生きてきた何らかの痕跡が
残ります。例えば生きてきた過程で付いた汚れであるとか、あるいはその汚れを磨いて
きれいにしようとした過程であるとか、それらが音に微妙な陰影を与え、音楽としての
魅力を付加しているとも言えるのではないでしょうか。
彼女のピアノの音には、まだいろんなものが付着していないので、味が無い、魅力に
欠けるという印象を持ってしまいます。
言い方を変えれば、そんな彼女のピアノは、非常にピュアな音であると言えるのかもし
れません。
ピュアと言うとあたかも理想的な美と勘違いするかもしれませんが、少なくとも私のイメ
ージするJazzの世界では違います。無味無臭、つまり魅力に欠けることを意味します。
あるいは本盤において彼女の語る内容が、単純に私にとっての関心事ではなかったという
見方もできるでしょうか。現在の彼女の感性の質が私の好みでないことは確かなようです。
おそらく、音楽一筋、ピアノ一筋のこれまでの彼女だったのではないでしょうか?そんな
ことをイメージさせる今の彼女のピアノです。
ピュアな音を持っている彼女のピアノは、言い換えれば、これからどんな色にも変化でき
る大きな可能性を持っているということでしょう。これからいろんな心の旅をして彼女の
ピアノの音にいろんな人生の経験が絡み付いてきた時、きっといい味を出すピアニストに
なるのでしょう。いい旅をして再び帰ってくるのを待ってるよ!

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Kait Dunton
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