前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Mago / Billy Martin & John Medeski



John Medeski (org)
Billy Martin (ds)
Recorded July 17th and 18th, 2006 amt026(AMULET)

普段グループとして活動している "Medeski, Martin & Wood" からベースのChris Wood
が抜けたDuoでの本作は、Medeski-Martin共作曲10、Medeski曲1の全11曲という内容。

普段、MMWでの活動では、organ入りの小編成コンボでは、めずらしいベーシストを入れ
てのトリオというフォーマットが特徴となっており、これは、organist が刻むベースライ
ンの負担を無くし、それによるグループとしての他のプラスのものを求めた結果と思われま
す。通常 organist には、自らがベースラインも刻んで一丁前という考えというかプライド
みたいなものがあるようで、その辺もこういったベーシストを使わないといった状況を生み
出している一因となっているのでしょう。
MMWのように、結果重視で、ベーシスト入りという考え方が、出てくるのもよく理解でき
ます。しかし、自らがベースも担当することで、好結果を生むというorganist も多く、その
辺は、一概にどちらが良いと言えるものではありませんが、いずれにしても最終的に創り出
される音楽という結果を重視しての判断が最も求められるのではないでしょうか。

さて、そのベーシストを使わずDuoという本作は、より自由度の高いプレイを求め、そこか
ら生まれる普段の3人とは違う何かに期待したというところなのでしょうか。
実際に聴いてみると、思っていたより自由度の高さを求めてのDuoという部分よりも、しっ
かり創り込んだと思われる内容が目立ち、本作の目的がどの辺にあったのか疑問が湧いてき
ます。この John Medeski という男は、自由且つ予測不能の展開の中で最も輝きを見せるタ
イプで、こういった予測可能な楽曲の多い中では、その魅力も半減してしまうということで、
内容としては、決して悪くはないのですが、何か物足りなさをおぼえる一枚であります。
もっとも本作は、Billy Martin プロデュースの彼のアルバムと言ってもいいアルバムなので、
Medeskiは、全面的にやりたいようにやれなかったのかもしれません。
私的感性面から言えば、このBilly Martin というドラマーは、私が求めるそれではなく、従
ってMedeski の organ も MMW でのものより、他のプロジェクトでの方が私としては、お
気に入りが多いというのが実際のところです。

このブログでの下記 Medeski 紹介作もありますので参考まで(別頁あり)。
1."Electric Tonic / Medeski Martin & Wood"
2."Altitude / Groundtruther"


John Medeski plays Clavinet.


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Billy Martin

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