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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

First Light / Frank Harrison

First Light-1 First Light-2

Frank Harrison (p)
Aidan O'Donnell (b)
Stephen Keogh (ds)
Recorded November 2005 at Artesuono, Udine, Italy by Stefano Amerio.
SRCD 15-2 (BASHO RECORDS)

イギリス、オックスフォードをホーム・グラウンドとする若手ピアニストによる2006
年作。Harrison曲5、スタンダード曲4の全9曲という内容。
レーベルのBasho Recordsと言えばこのブログでも記事歴のある同じ英国の
"Gwilym Simcock" (別頁あり)あたりを思い浮かべてしまうが、Harrisonのピアノも
一聴したところSimcock同様、原点は Keith あたりにあることを思わせるピアノである。
特に多くの欧州系若手ピアニストに感じる Keith あるいは Evans の影、それだけこの
2人が大きな存在であったことの証でもあるのだが、それでもあまりの多さに、またか
の思いがしてしまう。今まで出会ったことのない音に出会いたいという思いで、開拓中
のJazz道楽者としては、大概はこれでだいぶ戦闘意欲をそがれてしまうのだが、
Harrisonのピアノには、私を振り向かせるだけの何かがあるようだ。

T1のSebesky曲 "You Can't Go Home Again" の音数を絞り凝縮した一音々々による
端正な表現は、このピアニストが、ある意味、自身のあるべき方向を示した一曲でも
あるのではないだろうか。冒頭にこれを持って来たことにも、その辺が表れているよう
に思える。
ただし、全体通して聴いての印象では、奇麗におさめようというような意識が働くのか、
結果として、おとなしくまとまってしまっているとも思えるのは惜しい。いくらBallad
といえども、過程では、攻めの姿勢を持って臨まなければ、好結果は期待できない。

まだまだ、これから独自のものが形成されていくという段階ではあると思うが、年齢的
には、もっとガンガン攻めて、自分の色を出すプレイを今しなければ、5年後、10年後
の彼をイメージできないのだ。一音を大事にするという、すばらしい才能を既に持って
いる彼に必要なのは、攻める姿勢であり、過程こそが最も大事であることに気づいて
ほしいと思うのだ。


First Light - Frank Harrison Trio


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Frank Harrison
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