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Category: guitar (第2期)  

Wilfried Wilde / Oscilenscope

 oscilenscope-2.jpg

Wilfried Wilde (g)
Charley Rose (as)
Xan Campos (p)
Damian Cabaud (b)
Lago Fernandez (ds)

Recorded at Cangas Auditorium, Spain, July 27 & 28, 2015
FSNT526 (2017)

1. Feeling Droiden
2. Nerve Vibrations
3. Nasty Introduction
4. Nasty Meditation
5. La Valse a Huit Temps
6. La Houle
7. Ordering
8. Le Cri de I’Oiseau
9. Lynel All music composed and arranged by Wilfried Wilde

今回、初聴きとなるスペイン出身のギタリスト Wilfried Wilde の新作。
メンバー全員、未聴ながら、ジャケットの雰囲気、曲目などから求めるコンテンポラリー系のギタリストとの予測でゲット。
一聴して、大きく見るならば、現在の若手コンテンポラリー系ギタリストに多い Rosenwinkel から派生した流れの真っただ中にいるギタリストと
いうことで、その点では、初対面の若手ギタリストとしては、極平均的な今時のギタリストといった印象も持つのだが......................。
10年程前と比べると、この流れが全く普通になってしまっているということに時の流れを感じるね。

さて、内容の方は全曲、自身の手によるオリジナルとなっており、緻密さも感じられるつくりとともにアンサンブルもキレイな仕上がりを見せている。
この Wilde のハデな太刀回りを嫌うかのような地味さには、Rale Micic あたりも思い出してしまうのだが、現在のコンポラギターシーンの流れ
の中での立ち位置なども、流れの先端寄りで、その流れの方向にも大きく関わっていくといった感性ではないという点で、共通するものもあるように
思う。と、こんな書き方をしてしまうと、地味でつまらないとも思われてしまうが、そんなことはない。繊細な感性であるが故の一見地味に感じられる
ことは、インパクトもある見せ場を持たない地味さとは、根本的に違う。繊細なタイプにありがちな、言ってみれば、狭めた表現のレンジの中で
全てをハーフトーンで表現してしまう、それができてしまう繊細さみたいなものなのかもしれない。
ただ、これは広く一般に理解されにくい。表現のレンジを目一杯広げ、ダイナミックな表現ができれば、それだけ多くの人の心も動かせるというもの
だろう。聴いていると、何かそんなことも思わされてしまう繊細さも備えたギタリストとの印象も持つ。

そんなことで、全体的に強いインパクトに欠ける、ストロングポイントが見つからないといったところは、一般的な見方をしてしまえば、否定できない
ところでもあるのだが、それは本作においてということで、他作も聴いてみないと何ともわからないことでもあるが、ギタリストとしての個を全面に
押し出すよりもトータルな音楽に重きを置いた本作における彼の姿勢も多分に関係しているとも思える。また、それは全ての面ではないが、繊細な
感性であるが故の裏返しといったこととも言え、そこの開発によっては、逆にそこがストロングポイントにもなりうる、そんな未開発領域の存在も
多分に感じられる若い感性だが、個性として感じられるのが、随所に感じられる「哀愁」の響き。これは、米国系のギターには、あまり感じられない
ものだ。伝統的に優れたギタリストも多い欧州は、スペインという血の成せる技なのか?
その辺の受取りは自分だけなのかもしれないが、M6 “La Houle”やM7 “Orderling”などに、このギタリストの個性が見える。特にas抜きで
ギタリストとしての姿も見えるクァルテットによる M7 での漂う哀愁には、スペインだからこそのギターの響きとも感じるのだが.......................。

内容はともかくとして、未聴の感性に触れることは、何が飛び出すかわからないという、期待感も高まり楽しみも増すというものだ。やはり自分には
博打買いが性に合っているようだ。

JAZZ-guitar 187
Wilfried Wilde
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