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Category: Other Instrument  

Machine Mass / INTI

 Michel Delville (g, Roland GR09, electronics)
 Tony Bianco (ds, loops, perc)
 Dave Liebman (ss,ts, wooden flute)
 Saba Tewelde (vocal-7)
 Recorded at Red Rock Recording Studios, Saylorsburg, PA(USA), October 10, 2012
 MJR060 (Moonjune) 2014
  1. INTI
  2. Centipede
  3. Lloyd
  4. In a Silent Way
  5. A Sight
  6. Utoma
  7. The Secret Place
  8. Elisabeth
  9. Voice

MachineMass-2.jpg

2011年の グループ“Machine Mass”としてのデビュー作”As Real As Thinking”からのメンバーであるドラマーの Tony Bianco とギタリスト
の Michel Delville に 新しくサックスに Dave Liebman 参加という、興味深い面々を揃えての2作目。
M4のおなじみZawinul曲を除いては、メンバーのオリジナルとなっている。

sax系とギターの入ったベースレストリオというつもりで、聴き初めたが、すぐ気がつくのは、けっこう生々しく入っているベースとキーボードのような音。
楽器クレジットには、表記されていないので、これはたぶん Tony Bianco の操作する loops によるものなのか?
彼ら3人のプレイによる生音とPCプログラミングなどを混合したサウンドには、全く違和感は無く、まずその点での高いレベルには、感心するものがある。
この手のものを非人間的なものとして拒否反応が出るという人も多いが、要は、それをいかに使っていくかというソフトの部分がカギであり、あくまで
使う人の問題で、結果もその音創りの姿勢に左右される。

形としては、メンバーからフリーなものもイメージするかもしれないが、完全フリーな部分はなく、至って真っ当な内容だ。コード数も抑えて、基本の
ところはシンプルに、その分ソロパートにより自由を求めたといった印象。

Tony Bianco のLoopsと終始、緊張感を持続させていくかのようなドラミングをベースとして、そこに絡んでいく Liebman のサックスと Delville の
ギターの奔放な動きからは、尽きることのないイマジネーションとともに、その音世界には、鋭利で精緻な構築美も感じられる。
Delville のギターのエフェクトも、曲調に合わせて単に音色に変化をつけるというレベルではなく、音楽表現の手段として自在に使いこなしている感も
あり、この辺は Bianco のLoopsの扱いと同じような感覚を覚え、3者の絡みも極めて高いレベルでの以心伝心が感じられる。

M4 “In a Silent Way” での和あるいはオリエンタルな質感もあるLiebmanの木笛そして一部、琵琶を思わせるようなDelvilleのギター、この緊張感
が持続していくスローな流れにゾクっときた。

M7 “The Secret Place”、vibを思わせるような音でスタート、そこにギターが絡んでいき、続いて中東でも思わせるようなラインの vocal が入り、独
特な美の世界が広がる。

等々、捨て曲なし、全編高密度の一枚になっている。もちろん私的には、星5つ。

JAZZ-other instrument 41
Machine Mass
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