前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Jamie Saft / Loneliness Road

 LonelinessRoad-2.jpg

Jamie Saft (p)
Steve Swallow (eb)
Bobby Previte (ds)
Iggy Pop (voc - 4, 9, 12)

Recorded at Potterville International Sound, NY
RNR077 (RareNoise) 2017

01. Ten Nights
02. Little Harbor
03. Bookmaking
04. Don’t Lose Yourself w. Iggy Pop
05. Henbane
06. Pinkus
07. The Barrier
08. Nainsook
09. Loneliness Road w. Iggy Pop
10. Unclouded Moon
11. Gates
12. Everyday w. Iggy Pop

各種キーボードのプレイヤーとしての顔以外にも作曲、プロデュース、エンジニア............加えて振り幅の広い音楽と、マルチな才能も感じさせる
Jamie Saft(ジェイミー・サフト)のRareNoise からの同メンバーによる 2014年作 “The New Standard” に次ぐ2作目。
今回は、その基本のトリオに Iggy Pop(voc) がゲスト参加。その3曲の参加曲が Saft と Pop の共作、他は全て Saft のオリジナルとなっている。

フリー系ミュージシャンとの交流も多く、その創り出す音楽も、ひとひねりある屈折したものも感じさせる Saft だが、前作では、意表をついて、4ビート
でストレートに押すプレイに、逆に新鮮な何かも感じさせる魅力の一枚になっていたのだが、本作も冒頭曲から4ビートでグイグイ引っ張る展開には、
爽快感すらある。このトレモロなどの使い方には、感性としては違うが、どこかMcCoy Tynerや Harold Mabern、日本だと本田竹曠などにもどこか
通じるような形も感じられるが、何かそんな、今では少数派となったスタイルも懐かしくも新鮮に感じられるところなのかもしれない。
アルバムの冒頭曲だけに、4ビートの印象も強くなってしまうが、全体のつくりとしては、他にストレートに4ビートでやっているものは1曲のみ、その他、
バラード風、スローブルース、Pop が入ったボーカルナンバーなどバラエティーある内容となっているのだが、特にスローな展開のナンバーなどに、
微妙に漂うスピリチュアルなテイストが、本作における Saft のピアノに流れており、後で思い出した時にそれが本作のイメージにもつながっている
ようにも思う。このスピリチュアルというのも、昔、よく聴かれたものだが、それをそのまま持ち出してきたわけでもなく、あくまで今を生きる Saft の
現代の感覚を通して処理されてきたものなので、そこに古くさいものは無く、その音楽からは、伝統的なものと今をとりまく現代的なものからの取捨
選択、そしてマルチな活動を通してきた Saft のオーソドックスに4ビートをやっても、けっして平凡にしないといったセンスも感じられるのだ。

フリー系の曲者との絡みから、いかがわしくもダーク、ダーティーといった響き、時には解析不能となるような衝撃波まで繰り出してくる Saft だが、
このユニットに関しては、前作もそうだったが、比較的オーソドックスにノーマルに真っ当な攻めをするという位置づけのユニットのようだ。
他作での Previte のドラミングがインプットされている自分には、別人に聴こえてしまうような、真っ当さだw

某ショップの、新譜紹介欄には、Saft の担当楽器として organ もクレジットされていたので、その辺も楽しみにしていたのだが、何度か繰り返したが、
organ らしき音は、確認できなかった。また、ジャケットの方にも organ のクレジットは、確認できなかった。

その他の Jamie Saft 関連作は → こちらから

JAZZ-organ 90
Jamie Saft    
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