前向きに Jazz!

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Category: piano (第3期)  

Patrck Favre / Origines

  Patrick Favre (p)
  Pierre Perchaud (g)
  Gildas Bocle (b)
  Karl Jannuska (ds)

  LL333 (FREMEAUX & ASSOCIES) 2012

  1. Bigibop
  2. Passage
  3. Echo
  4. Elan
  5. Tourne Sol
                      6. Intuition
                      7. Origines
                      8. Ou Hirondelles
                      9. Au Revoir

フランスのビアニスト、コンポーザー Patrick Favre(B1960 パトリック・ファーブル) のピアノトリオを基本として、同じフランスのギタリスト
Pierre Perchaud が参加した一作。

冒頭曲は、ギターの Perchaud を大きくフューチャーした一曲。
Favre の、いかにも欧州らしい、リリカルなピアノに加えて、それにカウンターを当てるように、エフェクトをきかして違った質感のワイルドなテイスト
のPerchaud のギターを投入して、本作はこれで行くという Favre の意思表示ともとれるようなスタート曲。

全体に Favre のメロディックで透明感に溢れた硬質の、これぞ欧州といったタッチのピアノが、曲調に関係なく一貫した安定を維持しており、本作の
基本的なカラーを作っている。ブレないコンセプトと、それを実現するコンポジトョン、そんなものが感じられる。
M3 “Echo” は、Bocle のアルコからスタートし、こぼれ落ちた水が流れ伝わっていくようなピアノの音の流れが美しい美曲。
M6 “Intuition” は、硬質で透明感に溢れたビアノトリオによるスローナンバー。

Perchaud のギターは、コンセプトに沿って、エフェクトによるシングルトーンの伸びをいかしたプレイに徹しており、推測だが、透明なピアノの音との
対比をねらって、それぞれをより際立たせようといった狙いもあったのか?
ただ、Perchaud の持ち味、というよりも私的好みの部分でもあるクリヤートーンでの端正なフレージングやセンスあるコード感覚が、抑えられて
しまったと思えるのは残念。
対比という手法ではなく、同質のものでの協調による相乗効果という選択肢もあったが、私的にはそちらを聴いてみたいとも思った。
オープニング同様、M8 “Ou Hirondelles” もPerchaud を大きくフューチャーしたナンバーでラストにつなげる。

ある意味、Perchaud の持ち味を抑えてまで、狙ったイメージの Favre のコンポジション、部外者の私には、思うように成果が出なかったようにも
感じる。内容的には、水準以上のものになっていると思うが、Perchaud の持ち味を目一杯引き出して、自分も生かす方法がとれたら、星一つ増えた
とも思える。

JAZZ-piano 88
Patrick Favre
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