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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: sax (第2期)  

JD Allen / Love Stone

  JD Allen (ts)
  Liberty Ellman (g)
  Gregg August (b)
  Rudy Royston (ds)

  Recorded at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY on January 9, 2018
  SCD2169 (SAVANT) 2018

  1. Stranger in Paradise
  2. Until the Real Thing Cimes Along
  3. Why was I Born
  4. You’re My Thrill
  5. Come All Ye Fair and Tender Ladies
  6. Put On a Happy Face
  7. Prisoner of Love
  8. Someday (You’ll Want Me to Want You)
                             9. Gone with the Wind

長年続く JD Allen のトリオにギターの Liberty Ellman が加わっての “Radio Flyer(2017)” に続く第2弾。

その前作では、コンテンポラリー系のサックス奏者ながらも偉大な先人 Coltrane やら Rollins の影を残すAllenのトリオに、ややフリー寄りの
エリアでの活動も多い彼らとは異質の感性の Ellman のギターが混入したことにより、この長年続く Allenトリオの音楽にも何か変化が生まれる
のかと期待してもいたのだが、結果、音楽としては満足できるハイレベルのものになってはいたのだが、Ellmanサイドから見れば、Allen に合わせる
形に終始してしまい、前寄りの異質の感性を持つ Ellman を自身のトリオに取り込んでの Allen の新作としては、そこに大きな意味が見出せない
とも思えたものだったのだが、その前作のやや不満に感じていた部分が、本作ではどうなっているのか、大きな関心を持って手を出した一作でもあった。

内容的には、オリジナル無しのスタンダード他、そして曲目などからも、なんとなく推測できるようにバラード集といったものになっている。
Allen のブロウには、Coltrane や遅れ気味に音を置いていくといった部分では D.Gordon なども頭に浮かぶのだが、ここでの Ballad には、
何よりも Rollins の影を強く感じてしまう。
これは、Ballad集ということもありこの傾向が強くなったのか、はたまたこれをやりたいがために Ballad集としたのか、Allen の頭の中までは読めない
のだが、元々そういった伝統のスタイルも根っこのところに潜ませているといったところはあったものの、いつものコンポラ系サックス奏者としての
語法まで変えてしまっていると思えるような語り口には、次作や今後の展開を見てみないと何とも判断に迷うところでもあるのだが、Liberty Ellman
という言わば先を行く感性を巻き込んでの作としては、私的には、納得できないものがある。鋭角的感性を持つ Ellman の魅力は、消されてしまって
いるし、前作では、わずかに感じていた不満な部分だったが、音楽は前作以上に後退したものとも感じられ不満部分も大きく広がってしまっている。
Ellman という今まで自身のトリオにはなかった感性を利用して、新しい何かを引き出すきっかけにでもなればというような前向きな考えがあれば
と期待もしていたのだが、音楽を聴く限り、どうもそんなコンセプトは全く無く、確信犯的にこれをやってる感じだ。こういった展開でも、巧みにバック
をとる Ellman に出会えたことは、発見でもあり、それはそれで嬉しいことではあるのだが、アルバム名義人である Allen サイドに立って見るならば、
Ellman という核爆発を起こすかも知れない程の危険な触媒を取り込んでのこの結果には疑問が残る。
Allen や Ellman を初体験という人が、もしこれを聴いたなら、非常にハイレベルの音楽と感じるかもしれない、私的にも余計なことを考えず無になって
聴くならば、やはりそう感じるだろう。でも、ミュージシャンはそれぞれに、それまで生きてきた背景があり、そこからそれぞれに考え方やら進むべき方向性
みたいなものを持っているものだ。そこを思った時に、どうも素直に楽しめないものが残るのは、自分だけなのだろうか?
Allen にとっては、一時の遊びなのかもしれないが、厳しさの無い遊びは、所詮アソビでしかない、そんな印象も持ってしまう Allen の新作だ。

JAZZ-sax 94
JD Allen
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