前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: sax (第2期)  

Alexandra Grimal Trio / Shape

 Alexandra Grimal (ts, ss)
 Antonin Rayon (Hammond organ, clavinet)
 Emmanuel Scarpa (ds, perc)

 Recorded live at the Sunset in Paris, june 30, 2008
 MARGE 42 (2008)

 1. Mouvances
 2. En Silence
 3. Le Sang N’est Pas Bleu
 4. Forets Aleatoiles
 5. Petite Plage
 6. Texture
 7. Suite Du Temps Absorbe  all compositions by A. Grimal, A. Rayon & E. Scarpa


先日、”Claude Barthelemy / Roxinelle” を聴いて以来、Antonin Rayon の参加作を、あらためて聴いているのだが、その流れの中で聴いた一枚。
エジプト出身のサックス奏者 Alexandra Grimal のオルガンを加えたトリオによるパリはクラブ “Sunset” におけるライブ作。
当ブログを始める以前に出会ったアルバムで、この3名とは、当時いずれも初めての顔合わせだったが、Antonin Rayon については、この後のいくつか
の参加作で聴く機会もあり、かなりの好印象は、持っているのだが、未だにリーダー作が無く、本来の彼の姿、音楽を掴みかねている、判断しかねていると
いったところもあり、そのわずかな参加作からは、秘めたポテンシャルも感じられ、そんな未知の部分から、より想像をかきたてられるといったことで、私的
には謎のオルガニストといった存在にもなっている。
この “謎” という部分が、道楽でJazzとつき合っている自分としては、想像を膨らませるという点で、より楽しくつき合っていける要素にもなるということ
で都合の良い材料にもなっている。より楽しくつき合っていけるのであれば、思い込みでも何でも結構ということだ。そこを求めているのだから。

内容は全曲、3者の共作、しかもフリー度も強く、ライブということで、しっかりした譜面らしきものもなかったのではないだろうか。
ということで、音楽はポイントでは、多少のキメごとは、あるにせよ、かなり自由な流れの中で流れていくので、すべて予定の行動をとるわけでもなく、曲時間
も20分を越えるものから1分台の短いものまで、まちまちな内容となっている。
おおむね Grimal のリードでスタートする展開が多く、途中、曲調の変化、あるいはそれを求めてか、テナー、ソプラノは半々ぐらいで使い分けているのだ
が、その不穏な空気をまき散らしながら、時にフリーキーにも吠えるブロウを聴いていると女性らしからぬものもあり、まさにこのジャケットの表情だね!
先日、Mike Moreno の新作ジャケットでは、ダメ出ししたが、ジャケ写を含めて、そのアートワークの考え方にも考えさせられるものがある。
その Grimal が浮遊する空間をつくり出し、また時には、Grimal の提示したものにカウンターをあてるように反応し、アタックをかける Rayon のオル
ガンも多彩なものがあり、Grimal そして Scarpa から、新たなものを引き出すという意味でも Rayon の刺激は、次なる化学反応を促し、このトリオの
音楽を構築する上では、重要な役目を担っている。コードプレイ、シングルトーンでのソロ、ベース効果、ワウなどを使ったエフェクト........................など、
バッキングにソロに、このトリオというミニマルなユニットでのオルガンの機能をフルに使った Rayon の貢献度は高い。

本作は、こうしてあらためて聴いてみると、当時、受け取っていた印象とだいぶ違うことを感じている。新しいものとの出会いなどにより、自分の感性も
当然のことながら変化してきており、もちろん好む方向性にも変化があるわけで、当然の結果とも言えるのだが。
この Rayon の果たしている役割という点で、当時は、それほど感じてはいなかったはずだが、今回はその辺を強く受け取ることができ、本作も Rayon
という存在があったればこそとも感じとれたのは、先日来の Rayon 参加作聴きの流れの中で大きな収穫であり、あらためて Antonin Rayon のオル
ガンを高評価できる機会になったことはうれしい限りである。
そして、こういったエリアで威力を発揮する感性を持つ数少ないオルガニストでもあり、引き続きの追跡調査を進めたい。

JAZZ-sax 93
Alexandra Grimal

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