FC2ブログ

前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 12 2017

Category: スポンサー広告  

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: organ (第2期)  

Brian Charette / Backup

  Brian Charette (B3 Hammond organ)
  Henry Hey (piano)
  Jochen Rueckert (drums)

  Recordeed December 2016
  SCCD31836 (SteepleChase) 2017

  01. Tadd’s Delight
  02. ChelseaBridge
  03. A Shade of Jade
  04. Backup
  05.The Blessing
  06. Dance of the Infidels
  07. Spring is Here
                          08. Dahoud
                          09. Theese are Soulful Days
                          10. Ritha

ジャズメンのオリジナル曲を中心に、変則編成で臨んだ Brian Charette(B1972) の新作。
オルガニストらしく、Larry Young曲が2曲、Don Patterson曲が1曲入っている。
この編成での試みは過去にも、Larry Goldings - Kevin Hays - Bill Stewart の “Keynote Speakers(2002)”、“Incandescence(2008)”、
Andy LaVerne - Gary Versace - ds の “All Ways(2005)”、“Intelligent Design(2007)”、“At the Kitano Vol.1(2009)”、
I Have a Dream(2014rec2007)”、“I Want to Your Hand(2015)” などがあり、他にもこの編成に b を加えてクァルテットにしたものや
ds を抜いてデュエットとしたものなど、いくつか存在しており、これまで聴いてきた経験では、音楽として変則というようなものは無く、オルガンと
ピアノの組み合わせは、コード楽器でない管などと違い、対等の立場がつくれるということで、特に互いの刺激から新たな価値、高みを求めていく
というスタイルにあっては、より可能性も感じられるフォーマットと思える。その点ではオルガン - ギターの組み合わせに通じるものもあるのだが、
楽器の特性上、気軽に持ち運び、はいセッションというわけにもいかない。どちらも常設が原則の楽器ということが、前例の少ない原因の1つとも言える。

これまで、コンテンポラリー・オルガン・シーンの中心にいた Larry Goldings, Gary Versace, Sam Yahel などのオルガニストとしての活動が
極めて鈍くなっている現状もあり、大きな不満も抱いているのだが、そんな中にあってコンスタントに新作リリースもしているこの Brian Charette
には、ついつい期待してしまうところもあり、その分、内容にも高いものも求めてしまうといったこともあるのだが、さて、どうなっているのやら聴かせて
もらいましょう。

編成を変則にしたことも、もしかしたら関係しているのか、音楽の方は逆に、近年の Charette 作では、一番と言ってもいいほどにオーソドックスに
4ビートで攻めている。こうして4ビートでノリ良く快調に飛ばす Charette のオルガンを聴いていると、技術面を含め感性面でも、今を生きるオルガ
ニストとして熟成されたものも感じられ、安心して聴いていられるものとなっているとも感じるのだが、その辺は、相手としてピアノに Henry Hey を
選んだことにも見える気がするし、もともとこういったスタンダードなテイストのものを目指してのことなのだと思える。
ここ何年かの Charette作を振り返ってみれば、一作ごとに私的評価もアップダウンし安定しないものもあり、本作も、たしかに小細工なしで現代Jazz
organ のスタンダードなスタイルとしてノリ良く楽しく聴ける内容とはなっているのだが、そこに既成のフォームから一歩踏み出した +αがあれば
さらにさらに楽しく聴けたはずとも感じており、やはりそこを目指さないといけないという位置にいるオルガニストとも考えている。
安定した確かなプレイで内容的にも平均点はクリヤーしており、フラットな目線で見れば、それなりの評価もできるという本作なのだが、安定を求める
ようになってしまうと、しだいに音楽もつまらなくなってくるということは、過去ずいぶんと見てきている。
リスクを恐れず冒険する心があってこそ、リスナーにとっては、音楽に平均レベルを越えたところでの楽しみという +αも出てくるというものだし、
その +α を産み出すためにチャレンジする姿勢を維持できるかというあたりも、今後のオルガニスト Charette を左右する部分だ。

コンテンポラリー系のオルガンでは、現在最も活発な動きを見せている Charette だけに、時々見せる後ろを向いた目線が、ちょっと気になって
しまう。先日、記事とした Mike Moreno の新作も同様に既成曲をオーソドックスに料理したものでは、あったが、あくまで先を見据えた上での
プレイといった姿勢も感じられ、その辺が結果として音楽の持つ質感を本作とは、全く違うものとしていたのを思い出す。
音創りの姿勢は、驚くほど正直に最終的に音になって反映されるものだ。これは音楽に限ったことではなく、何かを創り出すことにおいて、その基本と
なるのは、そこに向かう姿勢そして心であり、それが源となる。

その他の Brian Charette 関連記事は → こちらから

JAZZ - organ 191
Brian Charette

スポンサーサイト
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
16
17
18
19
20
21
22
24
25
26
27
28
29
30
> < 12

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。