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Category: guitar (第2期)  

Richard Bonnet / Warrior

Warrior2.jpg  Richard Bonnet (g)
  Tony Malaby (ts, ss)
  Antonin Rayon (Hammond organ)
  Tom Rainey (ds)

  Recorded on October 13th 2013  MARGE53 (2014)

  1. Quelque chose d’etrange
  2. Warrior
  3. Kala
  4. Coney Island Line
  5. Bonne resolution
  6. Word of Signs


先日聴いた “Claude Barthelemy/Roxinelle” をきっかけとして Antonin Rayon の過去参加作を引っぱり出しては、聴いているが、自分の変化も
あり、以前出会った時とはまた違った受取り、新たな発見などもあり、こうして時々、自分の通り過ぎてきた道の再チェックも必要ありなどとも感じている。
さて本作、フリー系のフランスのギタリスト Richard Bonnet のリーダー作だが、私的には、高関心度のメンバーばかりということで、重い意味もある作
だった。リーダーの Bonnet と Malaby については、本作以前にも共演歴はあり、アルバムとしてもデュオ作(Haptein 2012)を残しており、その辺の
流れが本作に繋がったというところでしょうか。
この Malaby とは、過去度々共演もあり旧知の仲とも言える Tom Rainey がds担当。
そしてオルガンには、フリー系との共演も多いフランスの Antonin Rayon という曲者ぞろいの布陣、平穏無事におさまるわけがないという米仏混合、
異色・異能の面々になっている。

冒頭1曲目、オルガンが静かに滑り出し、その不穏感もある響きをバックにts、そしてgも入りテーマらしきものが、ぼんやりと見えてきたところで次に
ts → g → org とソロになっていくのだが、いずれもその自由度の高い中でのプレイは、それぞれの持ち味も引き出されており魅力十分、Malabyの
しなやかな柔らかさと強さを併せ持つ木質のテナー、危険なエキスを振りまき、場の空気感にテンションをもたらす Bonnet のギター、多彩なイメージ
を噴き出しては、瞬間の場面をつくり出していく Rayon のオルガン、シーンのキープとともに、息をのむタイミングでのアタックにより、それぞれの
アイデアのきっかけをつくる Rainey のドラムス。
特に前半3曲は、息もつけない程の張りつめた緊迫感溢れた展開が続く。

リーダーの Bonnet には、プレイスタイル、音使い、そして感性の質など、Marc Ducret 直系と言ってもいいほど、その濃い影も見える。同じフランス
ということで何らかの接点もあったことは間違いないだろう。
技術面、アイデア、瞬時の対応力.........など、Malaby 相手に対等にやれるハイスペックのギタリストとも感じてはいるのだが、今後は、この Ducret の
引力圏からどれだけ外れて、独自の世界を創り出せるのか、そういうステップにいると思う。
リーダー作も少なく、本作のような通常編成のものも少ないということで、その点ではモロ好みのギタリストながら、なかなかつき合うのにも難しさが
あるギタリストだが、底知れぬポテンシャルも感じているのも事実で、今後が非常に楽しみなギタリストだ。

リーダー作が無く、参加作でしか聴いたことがないというオルガンの Antonin Rayonだが、バックでの環境づくり、そしてソロにと本作での貢献度は
高いものがある。特にイメージを創り出すという部分で、オルガンの機能を巧みに利用した多彩なプレイは、本作に豊かな場面を提供しており、オルガン
の新しい可能性も感じさせてくれる。こういったエリアで活きる、そして次代の感性を持った数少ないオルガニストだけに、自身のさらなる開発のためにも、
その活動範囲を欧州に限ることなく、米国系の先端の感性とどんどん絡んでほしい。あらためて聴き、こうした独創性に富んだ貴重な感性が、広く知られて
いないという現状が実にもったいないとつくづく感じている。

過去にもBen MonderやらMarc Ducretなどとの共演を通し、Malabyの自分の好みとする部分が出やすいという点で、ギターという楽器との相性
の良さも感じていたところもあるのだが、本作もしかり、音楽の質感は妖しさとともに不穏な空気も流れ、いい感じに仕上がっている。加えてオルガンが
加わったことで、そのコードプレイによる場の空気感、シーンのイメージなどもより明確に打ち出され、Malaby サイドに立ってみても、何か今までと
は違ったものも期待させられる編成だし、Rayon のオルガンは、Malaby の音楽感ともフィットしている。

            Richard Bonnet quartet "Warrior" at Reims Jazz Festival 14/11/14
            Richard (the legs) Bonnet / guitar
            Régis Huby / violin
            Antonin Rayon / Hammond organ
            Sylvain Darrifourcq / Drums

            

            

            ラフ、ダーティーで荒々しさもあるが、同時にデリケートに空間を創り出すキメ細やかな感性も持つこのギターは、
            Ducret の血を引いてるね!

JAZZ-guitar 190
Richard Bonnet
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