前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 02 2016

Category: guitar (第2期)  

Albert Vila / Unquiet Sky

  Albert Vila (g)
  Aaron Parks (p)
  Doug Weiss (b)
  Jeff Ballad

  Recorded at Acoustic Sound, Brooklyn NY, May 4 & 5, 2014
  FSNT497 (Fresh Sound New Talent) 2016

  01. Therefore
  02. Epilpgue
  03. New Deal
                     04. Air
                     05. Gym Jam
                     06. Six
                     07. Three Days After
                     08. Begining
                     09. Minor Tragedy
                     10. Transition
                     11. Old Recipe
                     12. Major Issues
                     13. Short Piece
                     14. The Bean

スペイン出身のギタリストAlbert Vilaの新作だが、今回は特に同じギタリストで現在のコンテンポラリー・ギター・シーンをリードする存在 Kurt Rosenwinkel
やMike Morenoとの関わりも多い ピアノのAaron Parksをはじめ、NYの旬のミュージシャンを従えての一作ということで興味深いところである。
このAlbert Vilaを知ったきっかけは、ブログ「ガーシャの巣」で巣の主でありギタリストでもあるガーシャさんがアルバム「Standards」について「ここ10年
のギタートリオではトップレベル」と書かれていたので、迷わず聴いてみたというしだい。結果、同様にやはりトップレベルのギタリストという印象を持った。

さて、NY第一線のメンバーをバックにしてのギターワークは、RosenwinkelやMorenoなどと比較しても、全く遜色ないレベル。特に技術面での確かな技は
小気味よく感じるほどで気持ち良いものがあり、過去にJesse Van Rullerに師事していたことがあるのも、なるほどと思えるギターワークだ。
この手のタイプは、ともするとワザに走ってしまい音楽をつまらないものにしまうといった傾向もあることは、たびたび経験してきてはいるのだが、この Vila
に関しては、そういったこともなくRosenwinkelを思わせるところやスペインの血を感じさせるところがあったりもするのだが、独自性という点でもしっかり
したものも見える。これまで高い能力がありながらも、知名度の点でいまいちという感じもあったが、こうしてメジャーなメンバーをバックにしたということ
もあり、注目度もUPし、広く知ってもらうきっかけにでもなればいいのだが。

Parks のピアノもキレており、本作の好結果には大いに貢献しているところだろう。共演者との対話の中から、その互いの刺激により新たな something を生み
出そうとするJazzにおいては、その共演者の持つ意味は極めて大きく、過去の経験を超えた相手との出会いは、自らの力も超え、新たな領域に入るきっかけとも
なることを考えれば、今後も新しい共演者との出会いを積極的に求めてもらいたいところだ。伝統のエキスを奥に含みつつ、今を感じさせるそのバランス感覚
こそが彼の感性であり、センスでもあるのだろう。
内容的には、前述のトリオ作同様、ハイレベルの一枚に仕上がっている。ギタリストとしてばかりでなく、本作の名義人として Vila のコンポジションも光る。
不満があるとすれば、彼の持って生まれた陰より陽、暗より明という感性の質感。明るくヌケの良いJazzは、自分には、眩しく感じてしまう部分もあるのだが、
まあその辺は好みの問題で、評価とは切り離して考えなければならないところだろう。
中味が素直に表現されていないユルいジャケットが惜しい。これで手を出さなくなる人もいるんじゃないだろうか。

JAZZ-guitar 158
Albert Vila

スポンサーサイト
Category: guitar (第2期)  

Will Bernard / Just Like Downtown

  Will Bernard (g)
  John Ellis (ts, bcl)
  Brian Charette (org)
  Rudy Royston (ds)

  Recorded January 31, 2013
  PR8114 (Posi-Tone) 2013

  1. Dime Store Thriller
  2. Go West
  3. Sweet Spot
                     4. Dancing Days
                     5. Little Hands
                     6. Safety in Numbers
                     7. Bali Hai
                     8. Route 46
                     9. P.M. Gone

内容は、Jimmy Page & Robert Plantの曲などを含めて6曲をBernardのオリジナルを入れた全9曲。
CharetteのオルガンにEllisとRoystonというメンバーも魅力の本作だったが、内容的には、コンポラテイストのカチッとしたものになるのか、はたまた
Bernardの持ち味とやはりEllisが時折見せるそれに通ずる持ち味も加わり、ユルめのグルーヴ感もあるテイストのものになるのかといった予想はして
いたのだが、どうも後者の方だったようである。
望んでいたこうあってほしいという形ではなかったのだが、これはこれで、まずまず楽しめるものとなっている。
脱力した中で見せるグルーヴィーな味というのもBernardの持ち味だし、Charetteのオルガンもそれをよく活かしたサウンドになっているんじゃないだろうか。
そんな中なので、間に挟んだ4ビートのストレートに仕上げた曲に緊張感も出て、アルバム全体としては、一本調子にならず、起伏を楽しめる一枚になって
いるようにも思えるのだが、Ellis がbclを使う時は、ベースレスを補うような使い方で曲調がパターン化してしまっている感じもする。
全ての要素で平均点はクリアーした決してまずい内容ではないのだが、全てがノーマルで、個性とともに思わず引き込まれるような際立ったポイントが
見つからない。

Bernardの新作 “OUT & About” は、本作メンバーにBen Allisonのベースが加わり、ドラムスがAllison Millerに代わって、まもなくリリース予定。
メンバー的にも魅力だし、当然ゲットの予定もあり、そのための前作チェックでもあったのだが、ちょっと迷いが出てしまった。

JAZZ-guitar 157
Will Bernard

Category: Gallery > Photo  

201602-4

                 

                 室内置きのセロームの鉢にムラサキカタバミの花が突如出現!
                 どこから種が紛れ込んだかわからないが、根をはやして花を咲かせるまで持って行くこの生命力、強いねえ。
                 何かの縁で、せっかくここに花をつけたんだから、大事に見守ることにしよう。

                 一般的には、単に雑草としてかたずけられてしまうことも多いこのカタバミだが、
                 雑草か否かなど、そんなものは所詮、人の勝手な価値観が決めるものだしね..........

Gallery-photo-167

Category: vocal  

Moon & Sand / Tracy Todd

               TracyT.jpg

               YouTube を見ていたら、懐かしい1曲に出会った。
               もうかれこれ15〜6年ほど前になるんじゃないだろうか。
               クールにミュートの効いたペットと Tracyのシルキーヴォイスが絡みながらの1曲には中毒性があり、
               その後のiPodの時代には、移動中などあらゆる場面でよく繰り返していたのを思い出す。
               どうも名字が変わってるようだし..........結婚でもしたのかな? 時の流れを感じるね。


               

アルバム記事は → こちらから

JAZZ-vocal 52

Category: Other Instrument  

Konstantin Ionenko / Noema

  Konstantin Ionenko (b)
  Dmitri Bondarev (flh)
  Alex Maksymiw (g)
  Pavel Galitsky (ds)

  Recorded Mask Studio. Kiev, April 2015
  FANCYMUSIC (2015)

  1. Kaleidoscope
  2. Imprinted Acerbity
  3. Far Out
                     4. Glassy
                     5. Four Doors
                     6. Prelude
                     7. Noema
                     8. November

グループ “Deep Tone Project” での活動他で近年のウクライナジャズシーンをリードする存在などとも言われるベーシスト Konstantin Ionenko の
久しぶりのリーダー作に、先日記事とした “Alex Maksymiw / Without A Word” のギタリスト Alex Maksymiw が参加しているということで手を
出してみた。
本作は、日本盤仕様ジャケットで日本先行発売だったのだが、昔から日本仕様のものは、現地、現場の空気感が直に感じられないような気がして、なるべく
避けてきたこともあり、だったらということで、異例だがDLでのゲットだった。

Ionenkoの手による全8曲という内容だが、全編ひんやりとした乾いた空気がゆっくりと流れていくような一種のアンビエント感もある音楽となっている。
現在、どちらかというとダーク、ダーティーといった要素が微量に含まれたものを好む傾向にある自分としては、こういった透明な空気感もある爽やか、
清涼感といった質感の音楽は普段はあまり進んで聴きたいとは思わないのだが、本作にはそこに「明るさ」というテイストが含まれていないことが良かった。
明るく爽やか、ウキウキするようなテイストの音楽を、楽しい音として強く反応しない己の感性にも困ったものだが、それが今現在の自分の感性の求める
ところだからしょうがない。

強い色は極力抑え、使う色数も絞り込んだ淡彩画の世界。繊細なトーンだが筆使いは大きく、大胆でおおらか、淡い色の重なりがまた別の表情を見せたり、
そんな流れが全編に渡りつながってゆく。
浮遊するMaksymiwのギター、空間に放たれるBondarevの柔らかなフリューゲルホーン、Maksymiw のギターは前述のリーダー作あたりと比べると
だいぶセンシティブなプレイぶりだが、この辺は Ionenkoの意向も反映された結果でもあるのだろう。
2人を泳がせ大きくゆったりとした流れを創り出しているのがIonenko のコンポジションであり、個はともかくトータルなグループとしての音、そこの印象
が強く残った一枚でもあった。

             
             Live at Closer, Kiev

JAZZ-other instrument 34
Konstantin Ionenko

Category: Gallery > Photo  

201602-3

                 

Gallery-photo-166

Category: sax (第2期)  

Jason Robinson / The Two Faces of Janus

  Jason Robinson (ts, ss, a-fl)
  Liberty Ellman (g)
  Drew Gress (b)
  George Schuller (ds)
  Marty Ehrich (as, b-cl - 1, 2, 4, 5, 9)
  Rudresh Mahanthappa (as - 2, 5, 7)

  Recorded on December 11 and 2009 at Acoustic Recording, Brooklyn, NY.
  RUNE311 (Cuneiform) 2010

  01. Return to Pacasmayo
                     02. The Two Faces of Janus
                     03. The Elders
                     04. Huaca De La Luna
                     05. Tides of Consciousness Fading
                     06. Cerberus Relgning
                     07. Persephone
                     08. Paper Tiger
                     09. Huaca Del So
                     10.The Twelfth Labor

Jason Robinsonをリーダーとする基本のギター入りクァルテットに、曲により Marty Ehrich と Rudresh Mahanthappa が入るという本作。
ちょっと前の作だが、ギターの Liberty Ellman の参加も魅力で手を出してみた。

Jason Robinsonは、今回初めてで、何の情報も持っていないのだが、これがなかなか良い。
小細工に走らず、ハードに攻めるだけでなく柔軟な太刀回りもいける感性はなかなかの魅力。テナーだけでなく、他の楽器についても片手間感はなく、
マルチにいけるというのも表現に幅を持たせるという点でプラスに作用してるし、そこに積極性が感じられるのも好感が持てる。
これだけの曲者揃いのメンバーを従えて先頭を切るには、やはり実力者でないととは思っていたが...........納得である。

注目していたEllmanのギターだが、やはり良かった。本作ゲットの甲斐があったというものだ。
独自のもの、はっきりした個性を持っているといったあたりが、よりポイントが高くなるところでもあるのだが、危うい緊張感を振りまくような感性が
魅力だ。張りつめた空気感を引き寄せて場の空気感を独特な世界にするその感性は天性のものなのか。
本作でも3人の管が入れ替わり立ち替わり入る中での、Ellmanの役どころは、重い。

コンテンポラリーからアヴァンギャルド、フリーといったあたりを垣根を超えて行ったり来たりするような感性が、新鮮かつ心地良くもある一枚だ。

JAZZ-sax 75
Jason Robinson

Category: Gallery > ニャンズ &・・・・・  

movie 5

             

             イタズラは楽し!

ニャンズ & ・・・・・5
Category: Gallery > Photo  

201602-2

                  

Gallery-photo-165

Category: guitar (第2期)  

Alex Maksymiw / Without A Word

  Alex Maksymiw (g)
  Marcus Strickland (ts)
  Scott Kemp (b)
  Frank Parker (ds)

  Recorded at Fonia Studios in Lviv, Ukraine.
  DMCHR71157 (Double Moon) 2015

  1. Flatbush & Lincoln
  2. Without a Word
  3. Interlude / Fast
                     4. Hand Shifts
                     5. Interlude / Slow
                     6. The Charmer
                     7. Patient
                     8. Flatbush & Lincoln / Alt     All compositions by Alex Maksymiw

ちょっと気になる存在として、記憶していたギタリスト Alex Maksymiw(アレックス・マキシミフ) のリーダー2作目がリリースされたので手を出してみた。
Maksymiw は、ウクライナ系移民としてカナダ、トロントで生まれたようだが、音楽活動はこれまで欧州、特にオランダ、ドイツが多かったようで、
Jesse Van Rullerなどからも手ほどきを受けたことがあるらしく、フルバンドなど大所帯での活動も多かったようだ。
一枚のアルバムとして彼のギターを聴くのは、今回初めてとなる。
メンバーに関して、Marcus Stricklandは、これまで度々聴いてきており、生体験もあるよく知った存在ながら、あとの2名については、たぶん初めてだと思う。
全曲彼の手による8曲、録音は彼のルーツでもあるウクライナで行われたようだ。

Maksymiw のギターは広く見れば、現在のコンテンポラリー系ギターの流れの中心ともなっている Kurt Rosenwinkel(B1970)から派生した流れの1つと
見ることもできるが、感性面では、やはり多くのアーティストに見られるように血の部分、そしてこれまで活動の中心としてきた欧州という土壌が彼の音楽の
テクスチャーに微妙に影を落としているように思え、米国系ギタリストのそれとは異質であり、暗いとまでは言わないが、決して明るくないテイストとともに
クールで抑制の利いたギターワークが魅力と感じる。
本作では、Marcusのテナーを前面に押し出し、自らはバックにまわってのコードワークといった展開が目立つが、その辺も彼のミュージシャンとしてのスタンス
がよく出ているのではないだろうか。ギタリストとして弾きまくってしまうタイプではなく、それ以前にトータルな形での音楽ということなのだろう。それだけ
に何か独特のコード感覚による響きがつくり出す空間とともに意志の通った音楽になっているとも思える。

Marcusのテナーは、快調だし、本作における貢献度も大で、特に問題もないのだが、あくまで私的好みと外野目線での受け取りではあるのだが、このアメリカン
な感性がMaksymiwのギターとの相性面にいまいち感が残る。この辺の微妙なところは、受け手の好みでどうにでも転ぶといったところだが、ちょっと影のある
ようなダークなトーンを持った欧州系のテナーでも合わせたら、Maksymiwの音楽もひと味違ったものになり、より魅力も増したのではないだろうか.......?
私的好みで勝手なことを妄想してしまったが、悪しからず。

ベース、ドラムスのリズムセクションもキレ、対応力もよく、本作もまずまずの内容となっているが、Maksymiwのギターは、まだまだほんの一部だけしか
見えないといった感じで、ちょっと次作も気になる存在だ。

             

JAZZ-guitar 156     
Alex Maksymiw

Category: Gallery > Photo  

201602-1

                

Gallery-photo-164

1
2
4
5
7
8
9
11
13
15
16
17
19
20
22
24
25
28
> < 02